113戦0勝“無勝の女王”ハルウララ その余生に再び注目(2022年3月21日)

113戦0勝“無勝の女王”ハルウララ その余生に再び注目(2022年3月21日)

113戦0勝“無勝の女王”ハルウララ その余生に再び注目(2022年3月21日)

 かつて一世を風靡(ふうび)した、あの「ハルウララ」に再び注目です。

 一世を風靡したあの馬が、再び注目されています。

 25歳男性:「いっぱい走って、それでも勝てなかったけど、これだけ元気に暮らしているなら幸せなんじゃないかな」

 その姿は、勇気を与えました。

 一大ブームを巻き起こした「ハルウララ」。高知競馬で走り続けること7年間。その成績は、実に113戦0勝。負ければ負けるほど人気が高まり、“負け組の星”と呼ばれ、愛されました。

 あれから、およそ18年。現在、ハルウララは千葉県の牧場で暮らしています。

 マーサファーム・宮原優子さん(39):「先日、26歳になりました。人間でいうと80歳手前ぐらい」「(Q.じゃあ、おばあちゃん?)おばあちゃんって言うと怒る。『おばあちゃんなんだね』って言うと、壁を蹴って怒りだした」

 実はハルウララは、競走馬を引退した後、長年、牧場を転々とする羽目に・・・。9年前、ようやく落ち着いたのがこの牧場でした。

 静かに余生を送っていたハルウララが、なぜ再び注目の的に。

 27歳男性:「今、ウマ娘が流行っていて、僕らもそれをきっかけで」

 競走馬をモチーフとしたゲームの人気で、現役時代を知らない若者が、ハルウララに関心を寄せているのです。

 彼らを惹きつけたのは、負けても走り続けたことへの共感です。

 27歳男性:「中学生のころ、陸上をやっていたけど、成績も決して良い方ではなかった。そういう意味で、負け馬の人生。戦い続けたっていうのは、本当に強い馬」

 この春から動物の専門学校に入学する男性も。

 18歳男性:「一回も勝ったことがないのに、ここまでブームになって。やっぱり、ハルウララから挑戦することに意味があると教えてもらった」

 こちらは、なんと中国人留学生。

 中国人留学生(21):「中国の動画サイトで見ていたので、割と留学生も来ていると思います」

 ファンクラブに生活を支えられているハルウララ。一般の人も、人数限定で見学することができます。

 マーサファーム・宮原優子さん:「勝ち続ける人って、ほんのごく一部という気もする。ウララを見ると、そういうのはどうでもいいんだと思うくらい、マイペース」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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