震災がれき処理と中皮腫で死亡の関連は…公務災害認定求めた裁判で遺族側「逆転敗訴」(2022年3月17日)

震災がれき処理と中皮腫で死亡の関連は…公務災害認定求めた裁判で遺族側「逆転敗訴」(2022年3月17日)

震災がれき処理と中皮腫で死亡の関連は…公務災害認定求めた裁判で遺族側「逆転敗訴」(2022年3月17日)

震災でがれきの運搬などを担当し中皮腫で亡くなった男性。公務災害を求める遺族に逆転敗訴の判決が言い渡されました。

 兵庫県明石市の職員だった島谷和則さんは、阪神・淡路大震災で発生したがれきの収集・運搬作業にあたり、その後、中皮腫を発症して2013年に49歳で亡くなりました。

 遺族側は「がれきに含まれていたアスベストが原因だ」として公務災害の認定を求めて提訴。去年3月に神戸地裁は「中皮腫の発症とがれき処理には因果関係がある」として公務災害だと認めました。

 そして補償を行う「地方公務員災害補償基金」側が控訴していました。

 3月17日に大阪高裁は、アスベストに曝露したことは認めたうえで、「建物の解体業務を担当していたわけではなく、中皮腫を発症するほどの量だったとはいえない」などとして、公務災害と認めない判決を言い渡しました。

 逆転敗訴の判決を受けて、島谷さんの妻は「実際の作業環境と全く違う判断が行われており、遺族として理解できません」とコメントしています。

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