病院が水浸しに・・・断水で一般外来は来週まで休止に 福島・南相馬市の病院(2022年3月17日)

病院が水浸しに・・・断水で一般外来は来週まで休止に 福島・南相馬市の病院(2022年3月17日)

病院が水浸しに・・・断水で一般外来は来週まで休止に 福島・南相馬市の病院(2022年3月17日)

 宮城県と福島県で震度6強を観測した16日夜の地震。これまでに死者3人、けが人は207人に上ることが分かっています。その地震で水浸しになった福島県南相馬市の病院の前から報告です。

 (藤原妃奈子記者報告)
 病院では今、入院されている患者の安全を守る、そして建物の中の被害を一早く回復する、そういった職員の懸命な対応が続いています。

 南相馬市では地震発生当時、震度6強を観測しました。駐車場は病院の建物を囲むように大きく亀裂が走っています。当時の揺れの強さを物語っています。

 病院の建物内には55人の患者が入院しています。そうしたなか、建物の中では水道管が破裂して床が水浸しになったり、物が落ちてくるといった被害がありました。

 当時は夜勤のスタッフしかいなかったのですが、自身も被災したスタッフが病院に駆け付け、夜通し対応にあたりました。そのため、患者への健康被害はなかったということです。

 病院の人に今、一番困っていることは何かと聞きました。それは鹿島区で今も続いている断水だということです。入院をしている患者のケアのためにはたくさんの水が必要となります。

 そんななか、病院では断水が続いているため、貯水タンクに給水車から水をくんで何とかしのいでいる状況です。

 (Q.水道の復旧の見通し等も含めて、街全体の様子は?)
 まず、水道の復旧の見通しは今のところは立っていません。

 17日午後も取材したのですが、自衛隊の給水車の前に多くの人がポリタンクを持って並んでいました。

 そして町の様子は道を挟んで向かい側の建物、住宅の屋根の瓦が大きく剥がれているのが分かります。ここに至るまで、たくさんのこうした住宅がありました。

 ただ、外側から見るよりも中は天井が崩れていたりして大きな被害が出ています。

 視界に入っている以外にも、こうした被害の大きい住宅がたくさんある状態です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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