1000人避難の劇場空爆、ロシア軍による民間人への攻撃報告相次ぐ
ウクライナではロシア軍による民間人への攻撃についての報告が相次いでいます。首都キエフの北東部では、パンを買うために並んでいた人が攻撃され10人が死亡したということです。
現地メディアによりますとキエフ北東部にあるチェルニヒウで16日、パンを買うために並んでいた民間人がロシア軍の攻撃を受け、10人が死亡したということです。
在ウクライナ・アメリカ大使館も同様の情報をツイッターに掲載し「ロシア軍による残虐行為について責任を追及するため、あらゆる選択肢を検討している」としています。
またイギリスBBCによりますと、ロシア軍による包囲が進み攻撃が激化している南東部マリウポリでは16日、1000人から1200人の民間人が避難していた劇場が空爆されたということです。
現時点で死傷者の数は明らかになっていませんが、ウクライナのクレバ外相はツイートで、「ここが民間人の避難所だったことをロシア軍が知らないはずがない」としたうえで、「戦争犯罪を止めろ」と非難しました。
一方、この攻撃についてロシア国防省は、国営の通信社を通じ発表した声明で「軍用機は市内の標的を攻撃する任務は行っていない」と否定しています。
（17日05:39）
