「船が大きな波に…」通報したのは生徒から 辺野古沖転覆事故で文科省が学校法人「同志社」を現地調査

「船が大きな波に…」通報したのは生徒から 辺野古沖転覆事故で文科省が学校法人「同志社」を現地調査

「船が大きな波に…」通報したのは生徒から 辺野古沖転覆事故で文科省が学校法人「同志社」を現地調査

 (中谷 しのぶ キャスター)
 沖縄県名護市・辺野古の沖合で小型船2隻が転覆し、同志社国際高校の生徒らが死亡した事故を受け、先ほど文部科学省が学校法人同志社を直接訪れ、聞き取りをこれから行います。

 (報告・阿部 頼我 記者)
 学校法人同志社が入る京都市内のキャンパス、そのすぐ近くからお伝えします。3分ほど前に文部科学省の職員がこちらのキャンパス内に入っていく姿が確認できました。10人ほどの職員の方がいたのですが、このあと、学校法人同志社、同志社国際高校の関係者から話を聞くものとみられています。

 沖縄県名護市・辺野古沖で小型船2隻が転覆した事故では、同志社国際高校の生徒18人のうち、高校2年生の武石知華さんが死亡、14人がケガをしました。

 文部科学省はこれまで、京都府を通じて書面でのやりとりを行ってきたということなんですが、「直接話を聞く必要がある」と判断し、今回の訪問を決めたということです。書面では情報のやりとりが不十分だとみられます。先ほど入った10人ほどの職員は約3時間にわたって、関係者から確認を行うということです。

 Q.文部科学省は聞き取りで、どういったことを確認する予定なんでしょうか?
 一つは今回の平和学習における事実の確認とみられています。これまでの調査の中で、辺野古の下見が不十分だったという指摘が既になされているということですが、どのような経緯で小型の抗議船に乗るようになったかなどについて、「さらなる事実関係の確認が必要だ」としています。

 そしてもう一つが「学校法人の運営管理そのもの」についてです。教育基本法では、教育現場での政治的活動を禁止していますが、今回の平和学習がそのような行為に当たらないのか、また日常的な教育機会の中で、そうした行為がなかったかなどについて、直接関係者とコミュニケーションを取りたい狙いがあるとみられています。

■転覆事故 生徒「船が大きな波に…」

  武石知華さんの父親
「家族4人で過ごせる幸せな時間はずっと続くものと思っていました。本当に、どうしてこうなってしまったのか」

 事故で亡くなった武石知華さんの父親が、綴った無念の思い。

 3月16日、沖縄県名護市・辺野古沖で小型船2隻が転覆した事故。平和学習のため沖縄を訪れていた、 同志社国際高校の生徒18人と乗組員が海へ投げ出され、高校2年生の武石知華さんと船長の金井創さんが亡くなりました。

 事故は、最初に金井船長が乗っていた小型船「不屈」が転覆。その後救助へ向かった「平和丸」も転覆しました。知華さんは平和丸に乗っており、ライフジャケットが船に引っかかり、転覆した船の下に入り込んでしまったといいます。

 きょう(24日)新たに分かったのは、事故直後、複数の生徒が118番通報する緊迫の状況でした。

 生徒
「乗っていた船が大きな波にのまれて、全員船から落とされた。今は足がつく浅いところに立っているが、どうすればいいか」
「乗っていた船がひっくり返った。今は浅瀬にいて、近くの島まで泳いだ方がいいか」

 引率教員や乗組員などからの通報はありませんでした。

 これまでに事故当日は波浪注意報が出ていたことや、引率の教員が直前で乗船を取りやめたことなど、安全への配慮がおろそかになっていたことがわかっています。

 船を運行する団体・仲村 共同代表
「お詫びをまずは申し上げたいと思います。 本当に申し訳ありませんでした」

 この2隻の船は、人を乗せて運ぶ際に必要な事業登録をしておらず、法令上の違反もあるとみて、海上保安本部が調べを進めています。また普段は、アメリカ軍・普天間基地の移設をめぐる抗議活動に使われている船でしたが、当初学校や団体は抗議の意味はないと説明していました。これまで学校は二度説明会を行っていますが、保護者からは安全管理の指摘などが相次いでいます。

 Q.保護者への説明はどこまで伝わっている?
「辺野古のボートに乗って見学するということが政治的な立場・思想を強要するものではないという言い方をしてますので、そういう立場(抗議活動)の方々が乗っている船であるという認識は一部の保護者の方々にはしていただいていた」

 生徒らは抗議船に乗る趣旨を理解し、保護者も一部は理解していたと説明していた学校。しかし、亡くなった知華さんの父親は―

 武石知華さんの父親
「私は当日まで知華が『抗議船』に乗ることなど全く知りませんでした。私たちが学校を信頼しすぎ、そして提供されていた情報があまりに少なすぎました」

 こうした事情を受け文部科学省は、京都府を通じて書面で聞き取りをしてきましたが、さらなる確認が必要で直接訪問する判断をしたということです。

 きょう(24日)の調査には、文部科学省から十数人の調査員が派遣され、学校としての運営の在り方や沖縄への研修旅行の内容などについて、聞き取りが行われるということです。

 果たして、問題の全容は解明されるのでしょうか。

■きょう文科省が学校法人同志社を現地調査

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 (中谷 しのぶ キャスター)
 辺野古の転覆事故から1か月が過ぎました。そしてきょう(24日)、文部科学省が学校法人を現地調査に入りました。経緯も含めてここまでの動きをまとめています。

■辺野古沖転覆事故 これまでの経緯

 3月16日、沖縄での研修旅行中に同志社国際高校の生徒らを乗せた小型船2隻が転覆しました。2人の方が亡くなり生徒ら14人がケガをしています。これまでの経緯なんですが、翌日学校側は記者会見を開きました。そしてその1週間後、保護者説明会も開いています。

 28日には学校側が第三者委員会を設置しているんですが、この結果の公表の時期はまだ未定だということです。そんな中、きょう文部科学省が学校法人への現地調査を実施すると
いうことなんです。文科省が指摘する学校側の問題点は大きく4つあります。

■文部科学省が指摘する学校法人同志社の問題点

 『事前の下見などの欠如』辺野古への下見に行っていなかったことが保護者説明会でも明らかにされています。

 また『保護者への説明不足』として3月17日の会見では抗議船という名前で生徒・保護者には説明していないということも明らかにされました。

 また当日、現場での不備なんですが『引率体制の不備』です。引率教員2人は同乗していませんでした。1人は体調不良であったことが会見で明らかにされています。

 また『安全確保への取り組みの不備』としまして、話が上がっています。事業登録なしという点についても、登録の有無は事前に確認がなされていませんでした。事故当時、波浪注意報が出されていたんですが、それまでの習わしで注意報の場合は現場判断ということで判断は現場に任されていたということも分かっています。

 横須賀さん、海上保安部の捜査など行われている点もあるんですけれどもこういった問題点をしっかりと今後明らかにしていただきたいですね。

 (横須賀ゆきの 解説委員)
 そうですね、安全確保の点においては本当は、修学旅行・学習・学びの際は学校側と旅行代理店通じてプランが組まれていくものですよね。その中にきっちり安全確保の観点も学校側と旅行代理店で話した上でプランが決まっていくんですが、今回は個人的なつながりで、この船に乗ることになったとも言われています。

 そうなると、この時点で安全管理に対しての欠如があったということですし、生徒が118番通報をしてたということ、これも周りの大人たちがきちんと責任を取ってないということになります。学問を教えるってことは一定の自由度も与えられるということですが、それは裏打ちされた責任を取るということもありますから、この学校の責任、それから船の運行管理者の責任ですね、これをきちんと捜査の過程で明確にしてほしいなと思います。

 (中谷しのぶ キャスター)
 そして第三者委員会は設置されているんですけれどもその結果の公表が未定だということで、まだ通っている学生さんも多くいらっしゃいますし、通わせている親御さんもいらっしゃるわけですので、安心をもたらせる説明をしていただきたいなと思います。

■文部科学省 きょうの調査内容

 文科省の今日の調査内容としては、『安全管理の詳細な状況』、『研修旅行の内容』、『教育活動の状況』、そして『学校法人同志社の対応』があげられています。

 丁寧な説明が求められています。
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