【ノーベル賞】生理学・医学賞の坂口氏、化学賞の北川氏まもなく授賞式 2人が世界に伝える言葉とは
ノーベル賞を日本人2人が授賞する式典まで約7時間。まずは現地入りした2人が、世界に伝える“言葉”と合わせ、振り返ります。
ノーベル賞授賞者の恒例となっている椅子へのサインを、日本大使館主催の歓迎会でも披露してくれた2人。
大使館に集まった多くの人々が、記念すべき2人の様子を興奮気味に写真に収めていました。
「シモン・サカグチ!」
ノーベル生理学・医学賞を授賞する大阪大学の坂口志文特任教授。
“免疫学最後の大発見”とも評される「制御性T細胞」を発見した坂口さん。アレルギーなどの予防や治療への応用が期待されています。現地入りしてから、こうした研究の礎としての基礎研究の重要性を訴えました。
大阪大学・坂口志文 特任教授
「今回ノーベル賞を授賞したことをきっかけに、社会全体が医学や医療研究の重要性を、改めて認識してくれることを願っています。政府に対しても、基礎研究を支援することの重要性を伝えました」
この思いは、ノーベル博物館へ寄贈した品々にもあふれていました。
一つは、漫画「はたらく細胞」。「制御性T細胞」を含め、細胞を擬人化して描いた漫画で、細胞について、親しみを抱くきっかけになって欲しいという思いが込められています。
もう一つが、「ねずみの置物」。坂口さんの母親が、「動物のおかげで実験が出来ているということを忘れないように」という思いを込めて作ったものです。
坂口志文 特任教授
「メッセージとして医学研究が動物を使わざるを得ない、しかし同時に動物のおかげということも忘れちゃいけない」
ノーベル化学賞を授賞する京都大学の北川進副学長。
中谷しのぶ キャスター
「(新しい材料を)発見した瞬間は?」
京都大学・北川進 副学長
「それはもうエキサイト。他の材料にないものですから。これが研究の醍醐味ですね」
北川さんは分子サイズのきわめて小さな穴を無数に持つ「多孔性材料」の作製に、世界で初めて成功。気体から二酸化炭素だけを取り出すなど、様々な分野での応用が期待されています。
自身が開発した構造体をデザインしたネクタイを、現地で披露した北川さん。その研究を支えてきた座右の銘は「無用の用」です。
北川進 副学長
「役に立つものは、みんな役に立つと知っているが、役に立たないものも役に立つ(という意味)、そういう化学もある」
まもなく式典を迎える2人。
北川進 副学長
「明日は(授賞式では)しっかりメダルをいただくだけです」
坂口志文 特任教授
「授賞のアナウンスメントがあってから2カ月くらいたつが、なんとなく忙しいままに過ごし、まだ実感はないが、スウェーデン国王からメダルをいただいて、(ノーベル賞受賞を)本当に実感できたら、私としてはうれしいと思っています」
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