『思い出は心に刻んで』京都・嵐山の名所『竹林の小径」で落書き被害増加 安全面から伐採検討も 

『思い出は心に刻んで』京都・嵐山の名所『竹林の小径」で落書き被害増加 安全面から伐採検討も 

『思い出は心に刻んで』京都・嵐山の名所『竹林の小径」で落書き被害増加 安全面から伐採検討も 

 京都を代表する観光名所のひとつ、嵐山の「竹林の小径(こみち)」。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる人気のフォトスポットです。

 ここで、ある迷惑行為が相次いでいます。それが……。

 心無い“落書き”です。

 大半がアルファベットですが、なかにはハートの形や日付とみられる数字も……。京都の観光地でいま、何が起きているのでしょうか。

 京都を代表する名所のひとつ嵐山の「竹林の小径」で、竹に落書きされる被害が増加しています。市は、傷がひどい竹は安全面から伐採することを検討しています。

 空を覆うかのような竹林はまさに“竹のトンネル”。

 約400メートルにわたって竹林が続く京都・嵐山の「竹林の小径」

 竹の間から差し込む木漏れ日や、竹がざわめく音は日々の喧騒を忘れさせてくれます。

 この「竹林の小径」でいま深刻な問題が起きています。それが……。

 嵐山商店街 石川恵介会長
 「ハートや、これアルファベットでイニシャルなんでしょう」

 竹への心無い「落書き」です。

 大半がアルファベットですが、なかにはハートの形や日付とみられる数字も。

 京都市が被害を調査すると、少なくとも約350本の竹にナイフや鍵のようなもので刻まれた落書きが確認されたということです。

 京都府立植物園によりますと、竹は、一度傷つけられると細胞は再生せず、傷痕はそのまま残るということです。また、傷が原因で光合成ができなくなり枯れて倒れる可能性もあるとしています。

 京都市は、傷がひどい竹は、安全面から伐採することを検討しています。

 えびす屋総本店 満井一貴係長
 「落書きをしないでくださいというポスターを(商店街で)つくっていただいたので、人力車の後ろにつけさせてもらっています」

 景観を守るため、人力車に啓発ポスターを張るなどし、対策にも頭を悩ませています

 竹を傷つける“落書き行為”は「器物損壊罪」にあたる恐れもあり、有罪になると3年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金・科料が科せられることに。

 地元の商店街が切に願うのは「嵐山を訪れた思い出は竹に刻むのではなく、心に刻んでほしい」。古都の風情を守るため、いま、観光客のモラルが問われています。
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