大阪府が65歳以上対象にATM前での通話禁止へ 特殊詐欺対策で新技術 AIカメラが検知して警報音
相次ぐ特殊詐欺の被害を減らそうと、AIを使った“新技術”が、大阪府内のATM(現金自動預け払い機)に導入されました。
23日、大阪府大東市の金融機関を訪れると、ATMの前に1台の小さなカメラが置かれていました。
警察と大阪電気通信大学が共同で開発し、AIを搭載しているといいます。ATMの利用者が携帯電話で通話する動きを検知すると。
(警報音)
「振り込め詐欺の可能性があります。通話を終了してください」
自動で警報音を鳴らす機能がついています。
大阪府では、今年5月末の時点で、すでに1300件以上の特殊詐欺の被害が確認されていて、被害金額は約40億円と過去最悪のペースとなっています。
瀬川裕大 記者
「特殊詐欺の被害に遭う多くの人は、このように電話をかけながらATMにやってきます」
警報が鳴ると、すぐに職員が駆け付け、利用者に声掛けをするということです。
大阪府警 四條畷警察署・島村享宜 生活安全課長代理
「携帯電話で通話するにあたって、音の大きさというのは、非常に邪魔になると考えておりますので、物理的にATMの周辺で電話ができないようにすることを主眼に置いて作製をしていただきました」
この取り組みのきっかけとなったのは、大阪府が全国で初めて制定した条例です。8月1日から、65歳以上の人が通話しながらATMを操作することを“禁止”としたのです。
罰則はありませんが、条例と最新技術の「合わせ技」で、被害を減らすことはできるのでしょうか。
◇◇◇◇◇
(中谷しのぶキャスター)
来月から65歳以上の方はATM前での通話が禁止となります。銀行などにも呼びかけなど対応を義務付けるということです。
また10月からですが、70歳以上の方は振り込み額の上限が設定されます。ATMからは1日10万円以下しか振り込めないということになります。これは3年間ATMの振り込みがない方、また大阪府内に居住する方が対象です。
またこちらは来月から施行されますが、電子マネーを店頭で5万円以上購入する際に、理由を確認しないといけないことになります。店員さんから「誰かから買うように指示されてませんか?」などと、事業者が確認を行う義務を負うこと、また購入する方も確認に応じることが義務付けられます。
背景にあるのがこちらです。今年5月末時点で特殊詐欺の被害額が約40億円に上り、過去最悪のペースとなっています。この被害者の半数以上が、65歳以上の高齢者というデータもあります。
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