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行くあて無く受け入れ限界の避難所 体力・精神ギリギリの避難民(2022年3月11日)
アメリカの国防省はロシア軍がウクライナの首都キエフまで15キロの地点に迫っていると明かしました。ただ、別の部隊が一部逆走しているとの情報も入ってきています。国境付近では、この日も多くの避難者の姿が・・・。
ウクライナ・ハリコフからの避難者:「私の住んでいたマンションはすべて攻撃され崩されました。ワルシャワに兄弟が住んでいるから、そこに行くつもりです」
マイナス1度の寒さのなか、町へ向かうバスには100人以上の行列ができています。
しかし、避難者の誰もが親戚や知人がいるわけではありません。
そのため新たな問題も発生しています。
ベイハフスカ・パヨング副校長:「ここにはあらゆる物資があります。水、赤ちゃんのための食料品、障害者用の椅子、皆のための食料品」
世界中から送られてきた物資が集められたポーランドの学校。
この場所で避難しているのは約70人ですが、新たな避難者は日々増え続けています。
ベイハフスカ・パヨング副校長:「最大の問題は彼らの数です。助けが必要な人数がかなりいます」
学校では48時間以内に避難者が移動できるよう、ドイツやイタリアなども含め受け入れ場所を探しています。
ウクライナから国外へ避難した人は230万人を超え、ポーランドには140万人以上が入国しています。
そんなポーランドのジュシェフ駅から報告です。
(西橋拓輝記者報告)
現在こちらは氷点下3度です。
ここはジュシェフ駅で、近くには日本大使館の臨時事務所が設置されています。
11日未明には氷点下11度まで気温が下がり、10日より一段と冷え込んだと感じます。
連日、避難してきている人々がとても多くなっています。
こうしたことから、ポーランド国境の付近では臨時の列車の運行を始めてポーランド各地に避難してきた人を送り届けるという取り組みをしています。
この場所は駅がない場所なので列車に乗り込むときは段差があり、幼い子どもや母親が多く、とても苦労している様子が見受けられました。
そうした人々を軍や警察がサポートして列車に乗り込んでいくという姿もありました。
列車は数時間に一本の割合で来るので、その間は待機する必要があります。
その時には近くに設置されたテントまたは外にあるたき火の周りに集まって身を寄せ合って暖を取る母親と子どもの姿もありました。
この寒さは来週は少し和らぐ見込みなのですが、それでも最低気温が氷点下という日はまだあります。
そのため引き続き避難してきた人々の防寒対策が求められそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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