難しい子どもの心臓手術に光 3Dプリンターで作った実物大の模型に保険適用「海外でも使えるように」
子どもの心臓手術をめぐり、3Dプリンターを応用した実物大の心臓の模型に保険適用が始まりました。
これが、3Dプリンターを使用して作られた心臓の模型で、シリコンが使われ本物のようにやわらかいのが特徴です。
保険適用の対象となるのは、心臓の形に異常がある先天性心疾患をもつ15歳未満の子どもで、手術するケースが多い一方、心臓が小さい上、構造も複雑で難易度が高いことが課題となっていました。
この模型は患者の検査データなどを基に再現されていて、事前に手術のシミュレーションを行うなどして計画の精度を高めたり、時間を短縮したりすることができるということです。
保険適用は6月から始まっていて、国立循環器病研究センターは「日本だけでなく、海外でも使用できるようにしていきたい」と話していました。
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