【震災11年】陸前高田市 1709人の刻銘に遺族ら祈り(2022年3月11日)

【震災11年】陸前高田市 1709人の刻銘に遺族ら祈り(2022年3月11日)

【震災11年】陸前高田市 1709人の刻銘に遺族ら祈り(2022年3月11日)

 東日本大震災から11日で11年です。亡くなった方は、関連死を含めて1万9684人、今も2523人の行方が分かっていません。被害の大きかった岩手から報告です。

 (照井七瀬アナウンサー報告)
 海から1キロほど離れた岩手県陸前高田市の中心部です。この場所は震災後10メートルあまり、かさ上げ工事が行われました。県内で最も多い犠牲者を出した陸前高田市では、11日に合わせて午前9時から新たな追悼施設の供用が始まりました。

 長さ40メートルにわたる刻銘碑には、市が犠牲者の遺族に意向を確認をして希望した1709人の名前が刻まれています。施設には遺族が訪れ、刻銘碑に刻まれた家族や友人の名前を見つけ、祈りを捧げていました。

 遺族:「幼なじみだったり母親も含めなんですけど、近所の方だったり、知っている方の名前がたくさんあって。改めて、一瞬で全部、奪っていった津波に対し、悔しさというのがこみ上げますね」

 市街地に完成した新たな追悼施設は、鎮魂の場として遺族の心に寄り添います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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