「正直、高級魚の種類に近づいてる」漁獲量減少で“サバ”の価格が高騰 国際会議で漁獲枠3割削減へ
脂がのったサバをじっくりと焼き上げれば…店いっぱいに広がる香ばしい香り。手ごろな値段で親しまれている、「庶民の魚」サバに価格高騰の波が押し寄せています。
SABAR 大阪阪急三番街店・田中俊子 店長
「(仕入れ値が)上がってますね、刻み刻み上がってますね。単純に倍以上になっている」
豊富なメニューを揃える大阪市内のサバ料理専門店。お手頃価格で人気のランチメニュー「サバの塩焼き」は、418円だったのが今週から748円と、300円以上値上がり。
さらに看板メニューの「とろさばの棒寿司」は2300円だったのが2700円に。サバをまるごと焼いた塩焼きも、4月から5月をめどに2068円から2728円に値上げする予定です。
SABAR 大阪阪急三番街店・田中俊子 店長
「正直なところ、どんどん高級魚の種類に近づいてる気がする。ここ2年くらいは、この先 サバがあるのか、常に不安に思いながら仕事している」
高級魚になりかねない、サバの“大ピンチ”!!
背景にあるのが、漁獲量の減少です。日本で捕れるサバの漁獲量は2018年に54万トンを超えてからは減少傾向に。2023年は約27万トンと半分以下に落ち込んでいます。
漁獲量減少の影響で仕入れや価格が不安定になる事も。大阪市内のスーパーマーケットでは…
フレッシュマーケットアオイ・内田寿仁 社長
「4~5年の間に極端に減ったイメージ。仕入れ値も上がるし、私たちの販売価格も上げざる得ない。きょうは580円(税込み626円)だが1000円手前になるときもある。仕入れすらできないときもある」
27日閉幕した国際会議「北太平洋漁業委員会」では、漁獲量が落ち込んでいるマサバについて、10万トンまでとされている北太平洋・公海での漁獲枠を約3割削減し7万1000トンに、不漁が続くサンマについても、漁獲枠を現在の22万5000トンから1割減の20万2500トンにすることで合意しました。
私たちの食卓を支える恵みの海でいったい何が起きているのでしょうか。
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