戦火を逃れ疲労極限の避難民に氷点下の寒さが追い打ち(2022年3月10日)

戦火を逃れ疲労極限の避難民に氷点下の寒さが追い打ち(2022年3月10日)

戦火を逃れ疲労極限の避難民に氷点下の寒さが追い打ち(2022年3月10日)

 ウクライナ南部の都市マリウポリでロシア軍によって産科と小児病院が爆撃されました。ゼレンスキー大統領は、まだ多くの子ども達ががれきの下敷きになっていると訴えています。また、国境付近では避難してくる人たちが後を絶ちません。

 国連によりますと、ウクライナの国外に避難した人の数は8日時点で215万人を超えました。

 歩き疲れた避難者に追い打ちを掛けるのは氷点下に達する寒さです。

 冷たくなった手袋に息を吹き掛け、子どもの手にはめてあげる母親や避難者にアルミの防寒シートを掛けるボランティアの姿が見られました。

 フランス人ボランティア:「ほとんどの人が寒さに震えています。なかには低体温症の人もいるんです」

 過酷な環境のもと、子どもや高齢者が体調を崩さないように寒さをしのぐための対策が取られていました。

 警察官:「手袋がない子はいませんか?ここにありますよ」

 暖かい家や家族と別れ、0度を下回るなかでの避難。彼らの戦いも、また続いているのです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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