「小児病院爆撃は人道犯罪」 ウクライナ大使インタビュー

「小児病院爆撃は人道犯罪」 ウクライナ大使インタビュー

「小児病院爆撃は人道犯罪」 ウクライナ大使インタビュー

ウクライナのコルスンスキー駐日大使がJNNの単独インタビューに応じました。大使はマリウポリでの小児病院への爆撃を「人道に対する罪」だと厳しく非難しました。

インタビューに応じたウクライナのコルスンスキー駐日大使。

ホランキャスター
「今のウクライナの状況は?」

最初に訴えたのは・・・。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「最悪の事態がきのうおきました。意図的に小児病院と産婦人科病棟が爆撃されたのです」

南東部マリウポリでの爆撃。
ロシア側は小児科や産婦人科の病院だと十分に分かったうえで爆撃に踏み切ったと大使は主張します。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「その時病院のなかには妊婦がいました。どうして爆弾のボタンを押す気になるのか。命が世界に生まれ出る瞬間にそれを奪うなんて信じがたい。これは人道に反する犯罪です」

大使はプーチン大統領がもっと早い段階でウクライナの政権を転覆出来るとみていたと指摘します。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「(Q.プーチン大統領の誤算があったと思うか?)1000%、彼の誤算でした。ウクライナ国民は戦う決意を固めています。行き着く先はひとつ、ロシアの敗北です。問題はそれまでに双方でどれだけの死者が出るかです」

ロシアでは企業の撤退や事業停止が相次いでいますが、事業継続の意向を示す企業もあり、対応が分かれています。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「ロシアで利益を得ることは、道徳に反しています。ロシア人はプーチン大統領を何度も選挙で選んできました。他人を殺すことを支持しているのに何の責任もとらず、生活必需品を手に入れることができるのなら不道徳です」

大使は現状のロシアで企業が利益を得ることはモラルに反すると主張しています。

今後、ウクライナは日本に何を求めるのか。大使は人道支援の強化や、防衛装備品のさらなる供給を求めました。

ウクライナ コルスンスキー駐日大使
「支援があろうがなかろうが我々は戦います。我々にとって唯一の国土であり、祖国だからです。友好国やパートナーがそれを支援してくれるならその恩は忘れません」
(10日17:25)

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