「人道回廊」巡る懸念・・・“シリア”と酷似?退避後に総攻撃か(2022年3月10日)

「人道回廊」巡る懸念・・・“シリア”と酷似?退避後に総攻撃か(2022年3月10日)

「人道回廊」巡る懸念・・・“シリア”と酷似?退避後に総攻撃か(2022年3月10日)

 シリア内戦時に酷似していると懸念の声が上がっています。

 ウクライナ・ベレシュチュク副首相:「ロシアへのメッセージです。私たちは本日、朝9時から夜9時まで攻撃を停止すると、公式に約束をしましたよね。しかし、以前、あなたたちは約束を破ったことがあります。住民のためにも、今回は約束を絶対に守って下さい」

 ウクライナは9日、戦闘地域から一般市民を退避させる「人道回廊」を新たに複数の都市で設置することで、ロシアと合意したと発表しました。

 新たに設置された人道回廊のルートは6つ。ロシアやベラルーシは含まれず、すべてウクライナ国内への避難となります。

 一方、「人道回廊」を巡っては“ある懸念”が浮上しています。

 イギリス国防省(6日発表):「ロシアは、1999年にチェチェンで、2016年にシリアで、同様の戦術を取った」

 ロシアは、軍事介入したシリアの内戦でも、人道回廊を設置。その後、総攻撃を加えるという戦術を取り、多数の市民が犠牲になりました。

 そのため、シリアのような展開が、ウクライナでも繰り返されるのではないかとの懸念が強まっているのです。

(「グッド!モーニング」2022年3月10日放送分より)
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