【高い!】キャベツ“記録的高騰”に家庭も店も悲鳴「高級品ですね」2025年も続く値上げラッシュ…暮らしへの影響・賃金について詳細解説
こちらは7日、大阪市内のスーパーで購入したキャベツなんですが、その値段、一玉なんと…626円!驚きの高値に各所で悲鳴が上がっています。
お好み焼きに回鍋肉(ホイコーロー)、さらにはロールキャベツ…!これらに欠かせないキャベツが、高ーい!
大阪中央卸売市場によりますと、価格が平年を上回ると見込まれるのがキャベツ、だいこん、にんじん、はくさい、ねぎ(青)、レタス、ばれいしょ。どの野菜も鍋など食卓に欠かせないものばかり…。
7日、大阪市内のスーパーをのぞいてみると。この時期、おでんなどに欠かせないだいこんは1本419円!さらに鍋料理の定番・はくさいは、2分の1サイズで419円!
軒並み野菜の価格が高騰する中…。
藤枝望音 記者
「キャベツ1玉の値段が、税込み626円となっていて、相場が高騰しています、というシールも貼られています」
驚きの1玉626円!まさに“高級食材”ともいえる“記録的な高値”になっていました…。
「うわ!?高いです。めちゃ高い。買うのは買うのですけど、なかなか頻繁には買えないです」
「高級品ですね」
こちらのお客さん、かごに入れるも…。
「高っ!」
その値段に、びっくり!
「もうちょっと下がらへんかったら苦しいです。生活が」
フレッシュマーケットアオイ・内田寿仁社長
「キャベツは去年の秋からずっと高い相場が続いていて、安い時は(1玉)100円そこそこで売れるような値段ですが、いまは(1玉)500円超えている。ちょっと異常だなと思っています」
産地では何が起きているのでしょうか?
滋賀県東近江市でキャベツを作り続けて10年以上という農家を訪ねると…。
『グリーン・ファーム湯ノ口』湯ノ口絢也さん
「8月、9月にキャベツの苗を植え付けるんですが、その時の天候に一番左右される。全く雨がなかった。植えてもなかなか根が伸びなくて、途中で枯れてしまうのが多かった。生育が遅くてなかなか大きくなってくれなかったというのが、いまでも取れない原因になっているのかな」
天候不良などの影響で成長が遅くなり、例年通りの時期に出荷できない事態となっていました。
グリーン・ファーム湯ノ口』湯ノ口絢也さん
「天気の影響で全国的に不作。絶対量が足りなくて、いま全国的に高値になっている」
キャベツの高騰にお好み焼き店は頭を抱えています。
『まるじゅう』長田寛章 店長
「(通常キャベツ)1ケース10㎏入りが 2000円いくかいかないぐらいだったんですが、いまは6000円に届きそうなぐらい」
キャベツの“記録的高騰”に加え、小麦粉や油などの原材料費のほか、鉄板を熱するガスなどの燃料費も高騰…。
店では、ある“苦肉の策”で急場をしのいでいました。
実は、これまで豚玉の豚肉は5枚使っていましたが、昨年12月中旬からは豚肉の数を4枚に減らし、焼きそばも肉の量を減らして対応せざるを得ない状況になっていました。
(Q:値上げの予定は?)
『まるじゅう』長田寛章 店長
「今のところ(現状価格で)がんばろうと思っています。キャベツの値段が下がるのを待つだけです」
先が見通せない値上げの波はどこまで続くのでしょうか。
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(足立夏保キャスター)
「4月までに値上げされる主な食品はこちらです。
今月からすでに値上げされていて、すでに実感されている方もいらっしゃると思いますが、パンは1%から5%、さらに来月2月からは冷凍食品が約3%から30%値上げということで、人気の餃子やチャーハンなども含まれていますが、チャーハンは、お米の価格が高騰していて、パックご飯なども高くなっていますが、こういったお米を使った商品というのも高くなっているということです。
さらに、2月からこういったお菓子が2%から32%、4月にはビールなどのアルコール類、もう繰り返し値上げが続いていますが、値上げします。
実はですね、品目数というのも非常に多くて、1月から4月に値上げされる予定が6,121品目ということで、去年と比べても6割増しのペースだということなんですね。
なぜ値上げするのかと言いますと、原材料費や物流費、人件費、包装や資材費なども、あらゆるものが高くなっているということなんです。
そして今月16日には、ガソリンへの補助が先月に続いて縮小されるということで、レギュラー1リットルあたり185円台になるということなんです。
なかなか高くなっているわけですが、私たちの賃金はどうなっているのでしょうか。
春闘の賃上げ率を見ていきますと、ここ10年くらいは2%ほどで推移していたんですけれども、去年は33年ぶりに5.3%になりました。また今年の予測値は第一生命経済研究所によりますと4.8%ということで、計算すると平均賃上げ額は約16,500円ということなんです。
第一生命経済研究所の新家義貴さんによりますと「人材確保のためにも賃金は上がるが、物価上昇が思った以上に続いているので、実質賃金のプラス化は当面難しい」ということです。
この実質賃金、やはり上がってほしいところなんですが、上がらないとなりますとやはり政府からの支援というのも欲しくなります。電気、ガスの補助金は今月から3月使用分までに限り実施されるということで、標準的な使用料の家庭では月に最大で1300円の値下げ効果があるということです。
やはり高岡さん、石破政権の物価高対策というのはさらに求められますよね」
(高岡達之・読売テレビ特別解説委員)
「さっきのお給料のグラフを見ていただきたいんですけども、基本は大企業なんですよ。大企業の皆さんのお給料が上がりました。でも日本は中小企業が8割以上だと言われています。だから次は中小企業に支払う大企業の側の支払いを上げていただかないと。
私、ちょっとショックだったのが、昨日もですね、財界のいろんなところで集まりがありましたけど、大企業の経営者の方に限ってですね、中小企業の皆さんに『もっとここは勇気を振り絞って賃上げをしてください』と。あなたたちが払いなさいよ、というようなお顔で見てた中小企業の社長さんも多かったです」
(足立夏保キャスター)
「2025年も物価高対策というのを、私たちもやっていかなきゃいけないですけれど、計画的な一年にする必要がありそうです」
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