「今できることを」北新地放火殺人事件から3年 亡くなったクリニック院長の妹が加害者の心の支援活動

「今できることを」北新地放火殺人事件から3年 亡くなったクリニック院長の妹が加害者の心の支援活動

「今できることを」北新地放火殺人事件から3年 亡くなったクリニック院長の妹が加害者の心の支援活動

大阪・北新地で、26人が犠牲となった放火殺人事件から、17日で3年です。事件の遺族らが現場を訪れ、祈りを捧げました。

 17日朝、事件が起きたビルを訪れたのは、クリニックの院長、西澤弘太郎さんの妹・伸子さん(47)です。3年前、この場所で最愛の兄を失いました。

 犠牲となった26人に向け、祈りを捧げました。

 その足で向かったのは、兄のお墓。12月17日に訪れるのは、17日が初めてです。

 亡くなった西澤院長の妹・伸子さん(47)
 「3年はあっという間のような長かったような。私もそうですけど、ほかのご遺族の方や元患者さんもそうですけど、きょうという日を思い出されて苦しくなったり、しんどくなったり、悲しくなったりという思いをされているだろうなと思うと、そういった人をこれ以上、増やしてはいけない」

 伸子さんは事件の後、悲しいできごとの中でも何か次につなげていきたいと、加害者の心の支援にも目を向けることに決めたのです。

 罪を犯したり、薬物などの依存症に悩んだりする人たちが、自分を見つめ、新たな一歩を踏み出すためのサポートをする施設で、入所者の話に耳を傾けています。

 48歳の男性
  「こんな世界は間違っているというのを、事件の加害者は外に向かって怒りが出たと思うんですよ。自分がもし外に向けて攻撃する人間だったらと想像すると本当に怖いですし、誰か話を聞いてあげられる方が、その人(容疑者)の側にはいなかったんだろうなって」

 亡くなった西澤院長の妹・伸子さん
 「事件があったことはもう変えられないですけど、同じようなことが起きないように、自分がやれるだけのことをやっていくと伝えました。兄の存在も感じながら活動していますので、挨拶というか、『来たよ』という感じ。来なくても(兄は)怒んないでしょうけど」

 事件から3年。大切な人を失った悲しみは癒えることはありませんが、今できることを続けていきます。

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