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“スゴすぎる”ショベルカー 90度の崖を登るヒミツとは(2022年3月9日)
SNSで話題沸騰です。
何これ。今年の初め、SNSで話題となったショベルカーです。
神奈川県の土砂崩れで通行止めとなった県道で、すごいショベルカーはその復旧工事の現場で活躍していました。
急斜面を登って作業することから、ロッククライミングマシーンと呼ばれています。
大昌建設・吉野忍さん:「崖崩れのところを整形、掘削して保護する工事になります」
そのすごさを説明しましょう。急斜面で作業できる秘密はリフティング装置。これで、どんな斜面でも運転席を水平に保つことができるんです。2本のワイヤを設置して車体を支えるため、滑り落ちることもありません。
大昌建設・栗元勇一さん:「これ今75度ですね」「(Q.最大何度まで?)90度までいけます」
リモコンで遠隔操作も可能。原発事故の除染作業でも活躍しています。
ロッククライミングマシーンを開発したのは千葉県にある大昌建設の社長・岡本俊仁さんです。
大昌建設・岡本俊仁社長:「高いところに上がって(作業)というと死亡事故につながるので、自分が先頭、切ってやっていましたけど、だんだん社員が増えてきて皆が乗らなくちゃいけないので」
30年前、社員を守るために生み出されたロッククライミングマシーン。今や全国各地で活躍しています。
特に重宝されているのが災害現場。神奈川県の土砂崩れも3年前の台風19号の影響です。
大昌建設・岡本俊仁社長:「地震、台風とかで斜面が崩れた災害で皆さん苦労しています。そういう点で貢献できるのは自分も誇らしく思います」
とはいえ、急斜面での作業には悩みも。何と数時間、降りられないこともあるんだとか。
大昌建設・吉野忍さん:「お弁当持っていったりとか」「(Q.トイレは?)トイレとかは・・・機械が下りられなかったら安全帯を付けて自分だけ降りてくる」
人知れず活躍するすごいマシン。実は社長には野望があるといいます。
大昌建設・岡本俊仁社長:「アメリカの方に話があって、これからアメリカで機械を普及させたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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