京都の観光マナー問題 八坂神社は夜間の鈴をやめる苦渋の決断 祇園では私道の観光客立ち入りを禁止に
京都の八坂神社が観光客による迷惑行為を防ごうと「ある対策」に乗り出しました。また、神社の近くでは29日から道路の一部が「進入禁止」に。祇園界隈でいま、何が起きているのでしょうか。
去年11月、神社の本殿に吊るされた鈴の緒を、激しく振り回していたのは外国人観光客とみられる人物です。
動画を撮影した男性
「完全にアトラクションですね。 私は動画撮影を止めて『ノーグッド、STOP』と大声を出して止めた。すると彼らは非常に不快な『なんやねん』『なんなんだ』というような顔で対応してきた」
鈴の緒が吊るされていたのは京都にある国宝・八坂神社の本殿。夜間に鈴の緒で遊ぶ行為などが複数あったことから、神社側は苦渋の決断をしました。
「御本殿の鈴の緒を午後5時ごろから翌午前6時ごろまで上げております。鈴を鳴らしてのお参りはできません」(八坂神社HPより)
神社側の監視の“目”が届きにくい夜間は、鈴を鳴らすことを禁止にしたのです。八坂神社は今回の対応について、「鈴の緒の扱いは前にもトラブルがあった。必ずしも外国人に限らず日本人のケースもある」と答えています。
苦渋の決断を下したのは、八坂神社からほど近い祇園でも…。
29日、地区が管理する私道の入り口に看板を設置する工事が行われました。
「許可なく進入の場合 罰金1万円」
観光客やツアーガイドの立ち入りを禁止するということです。これまで、この私道では…。
祇園町南側地区協議会 太田磯一さん
「ここの道にガイドツアーの方が20人30人と入ってきます。やはりまず騒音、それから置屋もあり、芸舞妓さんの出入りもたくさんありますので、そうなると観光客が芸舞妓さんを取り囲む状況になる」
工事が行われたのは、幅約1メートル、風情ある石畳の道が100メートルほど続く小袖小路。これまで、地域住民の“厚意”で通り抜けることはできましたが、苦情が相次いで寄せられたことで、この対応に踏み切ったといいます。
地域住民
「本来なら看板はない方がいい。看板があるだけで景観を損ねるので」
「出したくなくても仕方がない。言葉で言ってても意味がないしね」
罰金に法的拘束力はないということですが――。
祇園町南側地区協議会 太田さん
「ここに書いている約束事を、みなさんが守ってもらえると、観光客の方もそれを受け入れる地域住民も、気持ちよく生活や旅行ができると思いますので」
イタチごっこが続く京都の観光マナーの問題。そこで生活する人々の暮らしとの両立に向け模索が続いています。
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