自転車の交通違反に「青切符」導入へ　そもそもどういうもの？　対象となる違反や反則金の額は？

自転車の交通違反に「青切符」導入へ　そもそもどういうもの？　対象となる違反や反則金の額は？

　自転車の交通違反に青切符導入へ。対象となる違反と反則金の額は。

　自転車の死亡事故を防ぐため、ヘルメット着用が努力義務となったのは昨年4月。その着用率は大阪でわずか4.2パーセントと低い水準となっています。
早急な対策が求められる中、気になる制度改正の動きが―。

　＜自転車の交通違反に青切符導入へ＞

　田上 瑛莉香記者
「黒い服の男性携帯を見ながら運転しています。非常に危険です」

　5日に閣議決定された道交法の改正案では自転車の交通違反に対し、16歳以上を対象に反則金を収めれば刑事罰を免れる「青切符」の導入が規定されました。
改正道交法の公布から2年以内に施行される予定です。

　イヤホンを付けて周囲の音が聞こえていない状態での運転やスマホのながら運転、傘をさしての運転や車道の逆走などが対象で、反則金は、原付バイクの金額とそろえる方針です。

　街の人は―
「大賛成。ちょっとマナー悪すぎるので、僕は罰則をもっと厳しくしたらいいという感覚」
「やっぱり状況によるでしょうね。そんなに悪質でなければ口頭注意でもいいと思う」
「（保険相談などを行うFPの）仕事柄、事故した人を結構見てきている。ケガをした理由を聞いたら、スマホのながら運転をしている人に当たっちゃったとか聞いたので。僕は賛成です」

　青切符が導入されても酒酔い運転など悪質な違反については、これまで通り赤切符が交付され刑事罰の対象となります。
悲惨な事故から命を守るために、まずは私たちひとりひとりの交通安全への意識が大切です。

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　まずそもそも青切符とはどういうものなのか。

　青切符とは、反則金を納めれば刑事罰を免れるものです。
この青切符、行為が悪質・危険で警告に従わない場合に切られるということなんです。

　対象は16歳以上、反則金は原付バイクと同様になる見通しです。
5日、道交法の改正案が閣議決定されまして、警察庁は2年後の2026年からの運用を目指すということです。

　例えば、どんな行為が青切符の対象になるかといいますと…
信号無視やイヤホンの着用は反則金5000円。
逆走では6000円。
スマホなどのながら運転は1万2000円。
他にも傘さし運転や泥はね運転などが含まれます。

　交通ルールを私たちも把握しておかないといけないですね。

　この交通ルールなんですけれども、認知について、自転車の交通違反の検挙件数が2013年からの10年間で約3.4倍に増えているんです。
　ルールを守らない理由としては、ルールをよく知らないからという人が40%と、やはり知らない人が多いんですよね。

　神奈川県の大和市では、交通安全教室の開催が行われていて、小学校5年生から中学3年生が対象となっています。
　受講した方には賠償責任保険付きの自転車運転免許証が交付されます。
この13歳から15歳の自転車の事故の割合が、交通安全教室を受けた結果、5年間で3分の1まで減少したということなんですよね。
　改めて一人一人の意識というのが一番大切だなと感じます。
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