“座禅婚活”も…8年連続で出生数が過去最少を更新 関西最少の京都府では清水寺で独身男女の縁結び
出生数の減少に歯止めがかかりません！ 街ではー。
大学生（20歳）
「結婚したいっす。（Q．子どもも欲しい？）子どもも欲しいっすね」
しかし20歳の大学生が口にしたのは……。
大学生（20歳）
「僕たちが年金納めたところで、もらえない時代になっていると言われているじゃないですか。子どもがどんどん減っているということは、これからもっとそういう状況が、ひっ迫してくるのではないかなという不安がぼんやりとあります」
2人の子どもがいる30代の主婦は……。
「（子育ての）不安は拭えないかな。（子どもが）大きくなってくると、学費とかそういった面での出費が増えてくると思うので」
未婚の20代女性
「（Q:出生数が過去最少を更新）やばいと思います」
「（Q:それはどうして？）私たちを支えてくれる人がいない」
厚生労働省の人口動態調査によると、去年、生まれた赤ちゃんは75万8631人。統計開始以来最も少なくなり、8年連続で過去最少を更新しました。
また、婚姻数も48万9281組にまで減少。50万組を下回るのは、1933年以来です。
未婚女性
「（Q:結婚への願望は？）すごくしたいという気持ちはない。時代的に結婚がすべてじゃないかな」
既婚女性
「結局はお金が一緒になってくるので、お金をためてから子どものことを考えようかなと思う」
岸田首相が打ち出す「異次元の少子化対策」の実効性が問われる状況に、政府からはー。
林官房長官
「待ったなしの瀬戸際にある。6年程度が反転できるかどうかのラストチャンス」
さらに関西の去年の出生数はというと2府4県すべてで前の年より低下。この中で最も低かったのは京都府です。
こうした事態を打開しようと京都府が行っているのは、千年の歴史に培われた観光地を生かした「婚活イベント」です。
清水寺で行われたのは「縁結びの集い」。ゲームなどで交流した後は夜の境内で「フリータイム」！
さらには法話や座禅を体験する「座禅婚活」も実施。定住や少子化対策につなげようと独身男女のマッチングに取り組んでいます。
京都府子育て担当 東江赳欣副部長
「京都府は特に未婚率がすごく高い。いい雰囲気の中で（婚活イベントを）やることでマッチング率も5割ということでいい数字がでています」
ライフスタイルや結婚への希望などが変化する中、若者が希望が持てる未来は築いていけるのでしょうか。
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