能登半島地震から約1か月半 10日から輪島市で災害ボランティア開始も作業阻む「危険」建物や断水

能登半島地震から約1か月半 10日から輪島市で災害ボランティア開始も作業阻む「危険」建物や断水

能登半島地震から約1か月半 10日から輪島市で災害ボランティア開始も作業阻む「危険」建物や断水

能登半島地震からほぼ1か月半がたちました。石川県輪島市では10日から、災害ボランティアの活動が始まりましたが、手つかずの建物が殆どです。被災地のいまを取材しました。(取材=有吉優海記者)

 住民「向こうのタンスも倒れてたの?」
 ボランティア「もう全部」
 住民「中にいたら死んどったわ。1月1日から初めてきょう入ったんやもの」

 2024年元日に最大震度7を観測した石川県輪島市。これまでに2400棟が全壊、5700棟が半壊や一部破損と、住宅にも甚大な被害がでています。

 そうした中、10日からようやく一般ボランティアの受け入れが始まりました。

 大阪・高槻市から参加 ボランティア
 「(2018年に)北大阪の地震があって、その時に助けてもらった。(大阪北部地震の経験を)次につなげようと」

 今も断水が続き宿泊が難しい輪島市では、ボランティア活動は1日に4時間、10件程度しかできません。

 輪島市社会福祉協議会 荒木正稔さん
 「ボランティアをどう多く活用していくのかを模索している。少しでも増やしていきたいとは思っているけれど、まだ目処がたたない感じ」

 また「危険」と判断された建物には、一般ボランティアを派遣することができず、多くの建物は1か月以上たっても手つかずのまま残されています。

 輪島塗を製造・販売 松本昌夫さん
 「お重箱とかお酒の器とかが多かった。輪島塗の作り方の工程を見本に出していたり、旅の度にリピートしていただく方が多かった」

 朝市通りの近くで112年続く「輪島塗」の店を営む松本昌夫さん。店を兼ねた自宅は全壊しました。

 松本さんは「もう一度ここで輪島塗を」と考えていますが、製造工程が多く、再び作り始めることができたとしても販売するまでには1年以上かかります。

 輪島塗を製造・販売 松本昌夫さん
 「先が見えないというのは、これだけたくさん(被害がある状態)だと、解体するのもものすごく時間がかかる。1年ぐらいで済むかなと。その後のことを考えるとなると、まだまだ具体的にこうしようというのは考えられない」

 被災地では不安ともどかしさを抱えながらの生活が、今日も続いています。

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