【森田予報士解説】「1時間に5cmですよ」「見る見るうちに積雪量が上がる」今季最強寒波【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
森田正光 気象予報士:
今年一番強い寒気なんですが、時間でいうと、1時間4~5センチの降り方をしているところがあるんですね。6時間で30センチ以上積もっています。しかも、重い雪なので、いろんな影響が出ると思います。
井上キャスター:
日本海側は広い範囲で降ってるわけですが、被災地の24日の積雪量は午後3時時点で、輪島市で2センチ、珠洲市で13センチ、七尾市で16センチ。大体10センチの雪ですと、1平方メートルあたりの雪の重さが20~30キロぐらい。20センチだったら40~50キロとなります。
ただ、建物などは逆に除雪しない方がいいようです。変な言い方ですが、頑丈にできてるところは、雪下ろしなどをすることによって、かえって被害が増幅することがあるので、建物を信じるというと変な言い方ですが、頑丈な建物だったらそのままがいい。崩れそうなところは逃げた方がいいということになります。
ホラン千秋キャスター:
雪が降り終わった後も何か注意することはあるんでしょうか?
森田気象予報士:
雪崩が起きたりするところは別として、一般にはほっといても大丈夫だそうです。
井上キャスター:
このような大雪の状況になっても、レスキュー隊、そして各自衛隊による救助活動や捜索活動が続けられているということになるわけですね。
井上キャスター:
日本海側は雪の降る範囲が広いですね。
森田気象予報士:
そうですね。特にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)といって、収束した雪雲が流れ込んでいる。石川県も含め、北陸・山陰地方で強く雪が降っていますね。
井上キャスター:
JPCZっていうのは?
森田気象予報士:
「日本海寒帯気団収束帯」と言われるんですが、風が両方からぶつかり合って、雪雲が流れてくるところです。
井上キャスター:
滋賀県長浜市では6時間に39センチ、福井県の勝山市、越前市、敦賀市では6時間に30センチの雪が降りました。いかに凄まじい量か。
森田気象予報士:
1時間に5センチですよ。1時間でみるみるうちに積雪量が上がっていく感じだと思います。
井上キャスター:
滋賀県で気象情報が新たに発表されました。25日明け方にかけて“重大な交通障害発生のおそれ”があり、積雪・路面の凍結に厳重に警戒してくださいということです。
森田気象予報士:
土地によって雪が積もるところは大体決まっていますので、地元の方に聞いて避けることも大事だと思います。
井上キャスター:
今わかっている雪による交通への影響です。
福岡県北九州市では、スリップによる事故がありました。道路上にいた男性が大型トレーラーにはねられ死亡しました。
東海道新幹線は終日遅れが出る見込みで、一部区間で速度を落として運行しています。
名神高速道路では、関ケ原インターチェンジ付近で複数の車が立ち往生していて、解消のめどは立っていません。
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