“野菜の王様”ブロッコリーが約50年ぶり「指定野菜」の仲間入りへ 健康志向で需要増?でも食べすぎに注意【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“野菜の王様”ブロッコリーが約50年ぶり「指定野菜」の仲間入りへ 健康志向で需要増?でも食べすぎに注意【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

“野菜の王様”ブロッコリーが約50年ぶり「指定野菜」の仲間入りへ 健康志向で需要増?でも食べすぎに注意【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

年々、需要が増えているブロッコリーですが、農林水産省は2026年度から「指定野菜」への追加を決定しました。どんなことが変わるのでしょうか。

■タンパク質までとれる“野菜の王様”

良原安美キャスター:
指定野菜とは、特に消費量が多く、国民生活に重要な野菜のことです。
国が指定していて、現在は、キャベツ、大根、トマト、玉ねぎなど14品目が指定されています。

ここに、ジャガイモ以来、約半世紀ぶりにブロッコリーが追加されることが決まりました。
指定野菜に追加されると、国のガイドラインに沿って、生産・出荷・流通量・価格が安定し、生産者への補助も手厚くなるということで、私たちの食卓に並べられやすくなります。

ホラン千秋キャスター:
むしろ入ってなかったんだ。

良原キャスター:
ブロッコリーは、キャベツ、小松菜などの仲間で、ビタミン類、カリウム、食物繊維、鉄分、カルシウム、そして野菜としては珍しく、タンパク質も含む、まさに“野菜の王様”。

ブロッコリーが流通し始めたのは1970年代。2012年の出荷量を見ると、12万2500トンですが、2022年には、15万7100トン。10年で約3割ほど増えています。背景には、近年の健康志向の高まりがあるようです。

タンパク質を含むということで、ボディービルダーに馴染みのある食材になっていて、宅配弁当の「京香」では、ジム通いしている人からの依頼がきっかけで、ライスをブロッコリーに変更するサービスを始めたそうです。

■食べ過ぎると“体臭きつくなる”?

ただ、管理栄養士の岸百合恵さんによると、ブロッコリーを食べ過ぎると、食物繊維の過剰摂取で、便秘・下痢などの消化不良を引き起こすおそれがあるそうです。

さらに、シュウ酸という成分を含んでいて、過剰摂取で、尿路結石症を引き起こすおそれもあるということです。

また、食べ過ぎると、体臭がきつくなるそうです。
理由は、ブロッコリーに含まれるコリンという物質が、体内で体臭が強くなる物質に変化して、魚臭い体臭の原因になるから。

1日に1株程度であれば、不調や体臭に影響はないということです。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
子どものころは嫌いだったが、大人になったら好きになった。
人間、体に必要になると美味しく感じるらしい。詳しい人に聞くと、子どものときは、無理して食べなくてもいいらしい。

だから、苦手意識を子どもに持たせないために、むしろ子どもには食べさせないっていうのをオススメしたい。ブロッコリーは、大人の食べ物だから、無理して食べなくてもいいと。コーヒーも、子どものときには美味しくないんだから、飲まなくていいって言われませんでした?そう言われたから、早く飲みたいなって思いませんでした?ブロッコリーも、子どものときには、今は食べるべきじゃない!、お前にはまだ早い!って言っておいてあげた方が、嫌いにならないんじゃないか。そうすると、大人になったときに、やっとブロッコリーが食べられる!美味しい!ついに俺も大人かあ、ってなると思うんですよ。

ホランキャスター:
指定野菜に入ったのに、食べさせない提案をするとは…

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