72時間後に救出の女性死亡「クラッシュ症候群」か “恩返ししたい”ボランティアに奮闘する高校生も

72時間後に救出の女性死亡「クラッシュ症候群」か “恩返ししたい”ボランティアに奮闘する高校生も

72時間後に救出の女性死亡「クラッシュ症候群」か “恩返ししたい”ボランティアに奮闘する高校生も

母と弟を亡くした外 武志さん(60)
「ある意味、片づけをしなければならない。何もしてないときどうしても思い出しちゃうんで、つらくなるんで、できるだけ考えないようにして」

 母・節子(せつこ)さんは、地震の発生から約72時間が経過した1月4日の午後4時すぎ、倒壊した自宅から大阪市消防局に助け出され病院へ搬送されました。しかしその後、容体が急変、6日に亡くなりました。長時間圧迫されたことなどによる「クラッシュ症候群」で亡くなったとみられるということです。

 武志さんの弟は4日、母が救助された場所の近くで見つかりましたが、 すでに亡くなっていたということです。

 母と弟を亡くした外 武志さん(60)
「まずは消防隊の方々に感謝。母に対しては、寒い中よく頑張ったなと思いましたね。弟は、おそらく最初の揺れの時に(母親の)近くに行って、守ってくれたんだろうなと。亡くなってはいましたけど、ありがとうと」

 災害関連死14人を含む232人の命が奪われた能登半島地震。いまだ多くの地域で断水が続き、厳しい避難生活が続いています。

 広沢 聖菜さん(16)
「ずっと生まれてからここにいるので、思い出はたくさんあります」

 石川県輪島市の避難所で“恩返し”をしようと奮闘している高校2年生、広沢 聖菜さん(16)。聖菜さんは生後間もない2007年に最大震度6強の能登半島地震を経験。母は聖菜さんを抱いて最寄りの避難所だった松風台保育所に逃れ、避難所生活を送りました。

 広沢 聖菜さん(16)
「母からよく、避難していた方々にお世話してもらったというのを聞かされていたので、私にできることがあればしようという思いでやっている」

 あれから17年。街は再び大地震に襲われ、再び家族で身を寄せた避難所は、かつて自分を助けてくれた松風台保育所でした。

 「はい、ティッシュ。重いよ」
 「 OKOK、大丈夫大丈夫、いけるいける」

 今こそ17年前の恩返しをと、聖菜さんは保育所のすぐ近くの避難所で炊き出しや物資の運搬などを一生懸命手伝っていて、その姿は被災者を元気づけています。

 広沢 聖菜さん(16)
「あなたたちが頑張ってるから頑張ることができるとか、ありがとうという声は言っていただけます。ボランティアしか自分にはできないので、まず一つずつ目の前にできることがあるならやっていこうと」

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