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全壊店舗から17日ぶり酒米“救出” 酒造4代目「地震忘れ…再建に希望」(2024年1月18日)
およそ110年続く石川県珠洲市の酒造会社で、能登半島地震で全壊した店舗の下から、今年仕込む予定だった日本酒の材料となる酒米が17日ぶりに見つかり、倉庫に運び出されました。
桜田酒造4代目 桜田博克代表(52)
「(Q.よかったですね)ええ、これだけでも(雪や雨を)防いで助かったですわ」
1915年創業の珠洲市蛸島町にある桜田酒造は、1日の地震で店舗や酒蔵などが崩れ、今年仕込む予定だった酒米が建物の中に取り残されていました。
桜田博克代表
「おそらく雨が染みて、使用できないだろうな、廃棄になるだろうなと思っています」
そして、地震から17日経った今月18日、ボランティアが重機を使って全壊した店舗を掘り起こすと、雨にぬれずに残った酒米を40袋ほど見つけました。
桜田博克代表
「もううれしかったですよね。暗いことばかりだったんですけど、明るいことといいますか、地震のことなんか忘れて、ただ単にありがとうというような感じで、幸福な気分になりましたね」
見つかった酒米について、桜田代表は「今年は知り合いの酒蔵を借りて、酒造りをしたい。再建に希望が湧いてきた」と期待を込めました。
また、店舗からは商品になる前の日本酒も見つかっていて、今後、救い出された日本酒を販売することも検討するということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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