切る前のリンゴ 保存は常温?冷蔵? 鮮度保つには 「冷蔵庫で」4℃が最適【スーパーJチャンネル】(2024年1月18日)
■保存するなら 常温? 冷蔵?
寒くなってきて、リンゴが旬を迎えています。そんなリンゴ、カットする前はどのように保存していますか。
常温派の人
「常温で、暖房の入っていない部屋に置いてます。冷蔵庫だとうまみが抜ける気がして」
冷蔵派の人
「ラップに1個ずつ包んで冷蔵庫」
実はリンゴをまるまる保存する場合、常温と冷蔵で鮮度に違いが出るんです。鮮度を長持ちさせられるのは常温、冷蔵どちらでしょう。
冬の定番リンゴ。実はカットする前のリンゴの保存方法、常温と冷蔵で鮮度に違いがでるんです。どちらが良いのかを国の機関でリンゴの研究をしている立木さんに聞きました。
農研機構 果樹茶業研究部門 立木美保上級研究員
「リンゴは冷蔵庫に保存すると良い。1、2週間経ってしまう場合は冷蔵庫に入れておいた方が、いわゆるボケを防ぐことができる」
冷蔵が良いその訳は…。
農研機構 果樹茶業研究部門 立木美保上級研究員
「リンゴはエチレンガスという植物ホルモンと呼ばれるガスを出すが、エチレンによって鮮度が落ちてしまう。冷蔵庫に入れるとエチレンを作る量が減るので、老化を抑えられる」
リンゴの鮮度が落ちる原因はエチレンガスです。実は温度が低いと生成が少なくなります。そのため、常温よりも冷蔵の方が鮮度が長持ちするのです。
■「冷蔵庫で保存」 4℃が最適
リンゴの保存に適しているのは約4℃、冷蔵庫でも野菜室がおすすめです。ところで、冷蔵庫での保存にはこんな注意が必要です。
農研機構 果樹茶業研究部門 立木美保上級研究員
「袋に入れることで乾燥を防ぐことができる。食品用のポリ袋で十分。冷蔵庫の中はかなり乾燥しているので、そのまま置いておくと乾燥でシワシワになってしまう」
立木さんによりますと、リンゴが出すエチレンは他の果物などを柔らかくする効果もあるそうです。キュウイフルーツや、アボカドなどが固いと感じたら冷蔵庫に一緒に入れると良いそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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