市場の果物にも中国の圧力…三つ巴の激戦の台湾総統選 中国への向き合いか国内経済か 選挙一色の街は

市場の果物にも中国の圧力…三つ巴の激戦の台湾総統選 中国への向き合いか国内経済か 選挙一色の街は

市場の果物にも中国の圧力…三つ巴の激戦の台湾総統選 中国への向き合いか国内経済か 選挙一色の街は

 あす総統選が行われる台湾から中継です。選挙結果が、経済や安全保障など様々なことに影響が出てきそうですね。(取材・報告 福島達朗記者)

 日本も他人ごとではない選挙だと感じています。私はいま、台北市の隣の新北市にきていますが、こちらも選挙一色となっています。
 青い看板は国民党の候補の看板です。こちらは民進党の候補の看板です。「女性と子ども第一にします」というスローガンが書かれています。
 こちらの店には「あす投票に行く必要があるので、お休みします」と書いてあります。
 こちらは台湾の伝統的な市場ですが、こうした身近な場所にも中国の圧力を感じます。

 こちらの果物「バンレイシ」は中国が禁輸していましたが、国民党の要請を聞き入れる形で中国への輸出が解禁されました。農家にとっては中国市場というのは非常に大きいので、投票活動にも影響を与えると感じています。

 (Q、台湾の人々は、どんな点を考慮し投票するのでしょうか?)
 中国に対抗するという意味では、民進党になると思います。
ただ、台湾では、同じ政権が長く続くのを嫌う傾向があって、ここ最近は国民党と民進党が8年ごとに政権交代しています。

 台湾の人々は「独立」でもなく「統一」でもなく、「現状維持」ということを意識しています。3人の候補の演説など聞いていても、あえて「統一」や「独立」という過激な言葉は使わないように配慮していました。

 もう一つは、若者を中心に台湾の経済に注目しているという点です。

 台湾は半導体産業が成長していてGDPは上がっていますが、その割に賃金が上がらず、家賃や物価だけが高騰していて、民進党への批判があります。

 私が取材した小学生の男の子をもつ35歳の女性は、家賃がここ数年で1万円以上あがり、経済的に子どもを持ちづらくなっていると話していました。この女性は4年前は民進党に投票したということですが、今回はまだどちらに投票するか決めかねているということでした。

 「中国」への向き合いなのか、それとも台湾内の「国内経済」なのか。
どちらを重視するかで、投票行動が大きく変わりそうです。
▼特集動画や深堀解説、最新ニュースを毎日配信 チャンネル登録よろしくお願いします!
https://www.youtube.com/channel/UCv7_krlrre3GQi79d4guxHQ

▼情報提供はこちら「投稿ボックス」
https://ift.tt/pU7uvmi

▼読売テレビ報道局のSNS
TikTok https://ift.tt/o4e6j9u
X(旧Twitter)https://twitter.com/news_ytv

▼読売テレビニュース
https://ift.tt/zRdSqrP

▼かんさい情報ネットten.
Facebook https://ift.tt/Mdpqf0g
Instagram https://ift.tt/2pPirku
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvnewsten
webサイト https://ift.tt/Srf7evZ

▼情報ライブ ミヤネ屋
https://ift.tt/HdTc6pY

▼ウェークアップ
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvwakeup
webサイトhttps://ift.tt/Fi9EqoS

読売テレビニュースカテゴリの最新記事