台湾総統選見据え…中国・福建省を「モデル地区」に 経済的結びつき強化へ(2024年1月12日)
13日の台湾総統選を見据え、中国政府は去年9月に対岸の福建省を統合の「モデル地区」に設定しました。平和統一に向け、経済的結び付きを強める狙いがあります。
福建省は1月1日から台湾からの入境手続きの簡素化を実施しました。
フェリーでわずか30分のアモイと金門島の間では、人々の往来が戻ってきています。
フェリー利用者
「便利になりました」
「(Q.中台の往来増加に役立ちますか?)はい、役立つと思います」
福建省内には台湾の青年を支援する施設が多くあります。
こちらの施設はネット通販用の生中継の場所を無料で提供するなどし、3年で1000人以上の起業をサポートしました。
支援を受けた男性がアモイ市内で台湾料理店を開いたケースもあります。
台湾料理経営の男性
「起業支援金を大体10万元(200万円)くらいもらいました」
台湾料理経営の女性
「6000元(12万円)の経営補助と2000元(4万円)の家賃補助を毎月もらえます」
2人は今後、中国でさらに事業を拡大したいと話しています。
一方、台湾では平和統一を狙う「モデル地区」構想について、慎重な意見もあります。
台湾の人
「統一には賛成できない。あちらは閉鎖的だから。台湾は台湾で良い」
立命館大学 駒見一善准教授
「(経済優遇は)すでに何度かやっていますので、新たに増えたものもあるが、なかなか台湾の人に新たな魅力とはならない。今の段階では効果は限定的かなと思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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