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能登半島地震 専門家「高齢化社会で建て替え進まず耐震化遅れ」国のサポート訴え(2024年1月12日)
能登半島地震で多くの建物が倒壊したことについて、地震防災の専門家は「高齢化社会で住宅の建て替えが進まず耐震化が遅れていた」と指摘するとともに「被害想定の見直しに国のサポートが必要」と訴えました。
名古屋大学 福和伸夫名誉教授
「強い揺れへの対策の一丁目一番地は家屋の耐震化にあるのは疑いがないことです。今回の被災地では耐震化率が5割くらいしかない。石川県で耐震化が進まなかった理由は高齢化社会だからということです。耐震化が進むほとんどは(補強でなく)建て替えです。(そのため)高齢化が進み若者が少ない地域はどうしても耐震化が遅れがちになっています。過疎地の耐震化を進める手はずを(国も)もう少しきちんと考えねばいけないと思う。能登は将来の日本の縮図です」
名古屋大学の福和伸夫名誉教授は、石川県では防災政策の前提となる地震の被害想定が26年前のもので、見直しが進んでいたなかでの今回の地震だったと指摘しました。
地震の被害想定が古いところは全国的にも多いとして「国が見直しをサポートしてほしい」とも訴えました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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