能登半島地震 被災地に厳しい寒さ 捜索・支援活動に影響も【スーパーJチャンネル】(2024年1月7日)

能登半島地震 被災地に厳しい寒さ 捜索・支援活動に影響も【スーパーJチャンネル】(2024年1月7日)

能登半島地震 被災地に厳しい寒さ 捜索・支援活動に影響も【スーパーJチャンネル】(2024年1月7日)

 能登半島地震の発生から7日で6日、亡くなった人は石川県内で合わせて128人に、安否不明者は195人となっています。被災地には雪が降り、避難生活や支援活動に影響が出ています。

■能登半島地震 被災地に厳しい寒さ

 地震発生から6日。能登半島地震の被災地に降っていた雨は雪へと変わりました。雪が積もると、道路の亀裂や陥没の状況が確認しづらくなり、通行が危険になります。

 7日は元日の大地震発生以降、最も寒い日となりました。輪島市は正午でも1.1℃と、冷え込みが厳しくなりました。

■捜索・支援活動に影響も

 避難生活の現場では、寒さへの対策を強いられています。

避難者
「(Q.下に温かくするものは?)断熱材、そこの体育館の屋根。落ちてきたのを(床に)使っているんです」

 厳しい状況のなか、懸命の捜索活動は続けられています。

 穴水町由比ケ丘地区では、地震による土砂崩れで住宅が倒壊しました。捜索活動を見守っているのは寺本直之さん。妻と子ども4人が実家に帰省していて、親族ら10人で集まっていたところ、全員が巻き込まれてしまったといいます。

寺本直之さん
「今、考えたら、ああいう崖の近くに家を建てるもんじゃない。それを私らは子どもらに言ってきたんだけど皆、子どももいなくなって。伝える人がいないから。つらいですよ」

 寺本さんの妻と長男はまだ見つかっていません。

 6日夜、珠洲市正院町にある倒壊した住宅で救出に関わった医療チームが撮影した映像です。地震の発生からおよそ124時間後、90代の女性が救助されました。正月で帰省していた親族など、合わせて7人が家の中にいたということです。90代の女性の長男が、女性が生き埋めになっていた状況を明かしました。

救出された90代女性の長男
「私は台所、母親は自分の部屋のベッドです。母親は退院したばっかりで、ちょっと体が弱っとったんで、ベッドで食事をしとったと思います」
「(Q.お母さんが寝ていらしたところも潰れた?)そうです。ぺしゃんこで、わずかな空間で耐えとったんかなと思います」

 今後、懸念されるのは天気です。被災地では強い寒気の影響で、8日にかけて平地でも大雪となるところがある見込みです。揺れの強かった地域では地盤が緩んでいて、少しの雨や雪でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあるため、注意が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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