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日航機の着陸伝えられず海保機が滑走路内に停止か 管制官「海保機の動きは意識していなかった」|TBS NEWS DIG
羽田空港の滑走路で、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保機側に日航機が着陸することが伝えられていなかった可能性があることが新たに分かりました。
記者
「けさ9時ごろから、日本航空機の撤去作業が始まっていて、午前11時ごろからは複数の重機によって、翼を切断する作業にはいっています。この撤去は、あさってまでかかる見込みです」
この事故では、海保機が滑走路におよそ40秒間停止していたとみられていますが、関係者への取材で、日航機がこの滑走路に着陸することを海保機側に伝えられていなかった可能性があることが新たに分かりました。
管制官との交信記録では、海保機側が離着陸を管理する「タワー」と無線でやりとりを始めてから日航機の着陸について触れられていませんでした。
また、管制官は国交省の聞き取りに対し、「ほかの航空機の調整などがあり、海保機に滑走路手前まで走行するよう指示を出した後、動きは意識していなかった」と話しているということです。
こうした状況を受け、複数の関係者は、「海保機側は日航機が着陸することを認識せず、滑走路で待っていた可能性もある」と指摘していて、国の運輸安全委員会などは事故の原因を調べています。
事故で亡くなった海保の整備員・加藤重亮さんと、38年前、航空自衛隊入間基地で同僚だった男性がけさ、取材に応じました。
亡くなった加藤さんの元同僚 安藤憲夫さん
「多分そうだろうと思ったときに、体の震えとか涙が止まらなかったですね」
加藤さんは、真面目な人柄だったといいます。
亡くなった加藤さんの元同僚 安藤憲夫さん
「彼は寡黙というか、陽気なところもあるんですけれども、どちらかというと、同期の中ではリーダー的な存在で、常にテクニカルオーダー、TOっていう、そういう専門書をですね、整備マニュアルを見てるイメージが一番インパクトがあります」
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