コロナ明け混雑復活“帰省ラッシュ”ピークに 「年末年始はハワイ」過去最多も【スーパーJチャンネル】(2023年12月29日)

コロナ明け混雑復活“帰省ラッシュ”ピークに 「年末年始はハワイ」過去最多も【スーパーJチャンネル】(2023年12月29日)

コロナ明け混雑復活“帰省ラッシュ”ピークに 「年末年始はハワイ」過去最多も【スーパーJチャンネル】(2023年12月29日)

 今年もあと2日。コロナ禍が明けて復活した年末の混雑は29日がピークです。海外旅行も大人気で、航空会社によってはハワイへ向かう人が過去最多となっているのです。

■帰省ラッシュきょうピークに

青森へ帰省する人
「(Q.楽しみなことは?)家族と会うこと。とにかくゆっくりしたい」

 ゆっくり過ごしたい年末。しかし、29日は帰省で慌ただしい一日。人でごった返すホーム。ダッシュで駆け込む人も。

 新型コロナ5類移行後、初の年末。久しぶりの帰省を待ちわびていた人もいました。

登別へ帰省する人
「(年末の帰省は)5、6年以上ぶり」
「(Q.楽しみなことは?)ご飯、食べるー!」

岩手へ帰省する人
「(Q.何が一番、楽しみ?)ネコ、触れること」
「(Q.どんなことしたい?)ネコと一緒に遊びに行きたい」

 “帰省混雑”は北から西まで。以前の年末の風景が戻ってきました。

広島へ帰省する人
「今から広島に行きます。たこ焼きパーティーします」

■のぞみ“全席指定”で意外に…?

 東京駅は、さぞ帰省客でごった返しているのかと思いきや…。

 東京駅といえば例年、ホームは人で埋め尽くされ、新幹線に乗るのもやっとの状態。しかし、29日は行列はできているもののホームは人が通れるスペースが十分にあります。

愛知へ帰省する人
「いつも事前に予約している。自由席がないので多分、混むと思った」

 今年から新幹線のぞみは混雑緩和のために自由席を取りやめ、全席指定に。ただ、全席指定になったことでチケットが取れなかった人も…。

和歌山へ帰省する人
「指定(席)を取れていなかったので、ひかりに乗ってゆっくり帰ります」

 こちらの家族は急きょ、自由席がある「ひかり」に変更。

和歌山へ帰省する人
「ここに並んだのは(出発)1時間前の午前11時半ぐらいに来た。11時半に並んで12時半に電車に乗る。ひかりが1時間に2本しか出ていない。もし、並んでいたらと…状況が読めないので
一応、安心して座れるように早めに」

 意外と混雑していなかった場所は高速道路でも。帰省客が分散した影響か、目立った渋滞は起きていませんでした。

■“年末の混雑”復活 きょうピーク

 一方、大混雑となったのは空の便。

 国内線は29日と30日が予約のピーク。

長崎に帰省する人
「どこに帰るの?」
「ちゃんじーのところ!」
「おじいちゃんのところね」

 コロナ禍で閑散としていた空港ロビーは、29日は人で埋め尽くされ、例年の年末の風景へと戻りました。

旅行客
「沖縄に3泊してその後、夫の実家に帰省します」
「(Q.実家はどこ?)山口県です。(空港が)めっちゃ混んでて、思ったより大変だなと思いました」

 ふるさとへ戻るだけではなく、行楽地へ出掛ける人も目立ちます。なかでも特に人気なのが海外への旅行です。

ハワイに行く人
「ハワイ。とりあえず行くこと」

 国際線の予約数は去年の1.3倍に。特にハワイ線の予約は過去最多となりました。

ハワイに行く人
「今回はダイヤモンドヘッド。コロナで全然行けなくて色々、我慢してこれにかけているくらい」

 28日に仕事納めをしたばかりの2人組は29日、ハワイに到着しました。

 そのハワイは今、コロナ明けで日本人の客足が戻ってきていました。ただ、金銭面で心配な面も…。

ハワイ在住ツアーガイド AYUKOさん
「観光客に分かりやすいのが、プレートランチお弁当が10ドルで買えたのが15ドルになった。1.5倍くらいの物価の上がり方」

 ハワイでツアーガイドを行うAYUKOさんによりますと、コロナ前は10ドルで買えたテイクアウトの弁当が15ドルまで値段が上がっているといいます。さらに円安も進んでいます。

ハワイ在住ツアーガイド AYUKOさん
「食事もレストランばかりだと高くついてしまうので、テイクアウトして部屋で食べたり、キッチン付きの部屋に泊まっている人はスーパーで買った食材を調理して楽しんでいる」

 しかし長い期間、我慢した分、今年のツアーはすでに埋まっているそうです。

ハワイ在住ツアーガイド AYUKOさん
「結構、早い段階から予約いただいて、12月とか年始は全部埋まっている状態。コロナになって4年間行けなくて、4年ぶりに来ましたという客は多い」

■観光地は大盛況 カニもイクラも

 新型コロナウイルスが明けて最初の年末。帰省ピークの29日、すでに例年よりも大にぎわいなのは明治時代から続く「札幌二条市場」です。

 現在も市民の台所として親しまれる場所ですが、今年は外国人客も訪れ、客足はコロナ前よりも上回っています。

札幌二条魚町商業協同組合 佐々木一夫理事長
「インバウンドの人が半分ぐらいですよね。比率から言っても
コロナ前よりはるかに良いと思う。うれしい悲鳴です」

 皆さんのお目当ては…。

買い物客
「海鮮丼とカニを買って帰ろうとしています」
「(Q.何、食べたい?)イクラ」

 こぼれ落ちそうなほど盛られた海鮮丼など、北海道の新鮮な海の幸がお目当てです。

 中国からの留学生は東京からわざわざカニを食べに来たとあってにっこり。コロナが明けて戻ってきたにぎわい。

市場の店員
「(Q.人出は?)結構、出ていますね。多いですよ。売れ行きは良いですよ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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