「犬を飼う」と認知症リスク4割低下 「散歩」で社会との接点増え…猫は影響なし?【グッド!モーニング】(2023年12月26日)

「犬を飼う」と認知症リスク4割低下 「散歩」で社会との接点増え…猫は影響なし?【グッド!モーニング】(2023年12月26日)

「犬を飼う」と認知症リスク4割低下 「散歩」で社会との接点増え…猫は影響なし?【グッド!モーニング】(2023年12月26日)

 犬を飼うと、高齢者の認知症の発症リスクが低下するという研究結果が明らかになりました。

■認知症リスク4割↓ カギは「散歩」

 犬は人間の歴史上、最も古い付き合いかもしれないという愛すべき存在です。

 そんななか、「犬の飼育によって認知症の発症リスクが低下する」という研究結果が、東京都健康長寿医療センターから発表されました。

国立環境研究所 谷口優主任研究員
「犬を飼っている高齢者は、犬を飼っていない高齢者に比べて、認知症のリスクが4割程度低くなることが分かった」

 都内の高齢者(平均年齢74.2歳)1万人以上のデータを使い、高齢者の健康について研究を行っていたところ、今回の発見につながったということです。なぜ、犬なのでしょうか?

谷口主任研究員
「犬を飼っているから、散歩に出掛ける。犬の散歩に出掛けるから、社会との接点が増える」

■海外では「ヨガ犬」「セラピー犬」も

 海外では、犬の“癒やし効果”を使った試みが行われています。フランスでは、ヨガでリラックスしながら、ふわふわな子犬をなでる「パピーヨガ」が人気です。

ヨガ教室の生徒(19)
「ヨガはとてもリラックスできますが、かわいい小さな子犬がいると、さらに幸せになります」

 空港の混雑やフライトのストレスを軽減する「セラピー犬」は、様々な国で取り入れられています。

空港利用者
「クリスマスのストレスをすべて忘れ去られたわ」

 認知症リスク低下に限らず、良い影響を与えてくれる犬。では、犬と人気を二分するペット・猫にも、同じようなことが言えるのでしょうか?

■猫は…認知症リスクに影響を与える?

 「犬の飼育によって認知症の発症リスクが低下する」という研究結果が発表され、話題になっています。一方で、日本でペット人気を二分する猫。

猫を飼っている人(20代)
「猫を2匹飼っています。2匹とも個性があるので、かわいいです」

 こちらの女性は…。

猫を飼っている人(20代)
「お父さんが急に野良(猫)を見つけて、連れてきたのがきっかけ。ツンデレで、急に寄ってきて、甘えてくるところがかわいいです。めっちゃ癒やされます」

 では、猫は認知症リスクに影響を与えるのでしょうか?

谷口主任研究員
「猫も同様に調べてみたが、残念ながら、猫の飼育者は飼育していない人と比べると、認知症のリスクはあまり差がない」

 どうやら「一緒に散歩できること」がカギを握っているようです。それでも、猫をはじめとする、どんなペットでも、私たちに様々な良い影響をもたらしてくれるといいます。

谷口主任研究員
「例えば“鳥を飼うと”とか“馬を飼うと”とか、色んな動物の効果が分かっていて。日本だと、熱帯魚など魚を飼うことの効果で、心の安定につながることが分かっている」

(「グッド!モーニング」2023年12月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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