【最強寒波】冬日700地点超 北日本・北陸など記録的降雪 集落孤立も【スーパーJチャンネル】(2023年12月23日)
23日も今シーズン最強の寒波で、全国700地点以上で最低気温が0℃を下回る「冬日」となりました。北日本や日本海側では記録的な積雪となり、石川県輪島市では一時、176世帯が孤立しました。
■今季最強寒波 冬日700地点超
道路を横断するように倒れている大木。22日、「顕著な大雪に関する気象情報」が出された輪島市。人々が行き交う生活道路が寸断。最大176世帯が孤立しました。非常事態は孤立地域の住民の生活に大きな影響を及ぼしています。
孤立地域に住む住民
「一度にたくさんの雪が積もったので、木も倒れてしまいました。除雪車が来てくれないので、家庭用の除雪機を動かして歩く分だけの道を作っています。車庫の前もスコップで除雪しています」
車庫の前の竹にも雪が積もっています。普段はまっすぐ伸びている竹も雪の重みのためか、大きくしなってしまっています。さらに、道路脇の木も雪を被った状態で倒れています。
孤立に加え、大きな足かせになっていたのが…。
孤立地域に住む住民
「停電しているので、電気はつきません」
さらに、電気で水が流れるトイレも…。
孤立地域に住む住民
「停電用のハンドル回してから、バケツの水を流しています」
輪島市内では23日昼の時点で約1100戸が停電しました。
孤立地域に住む住民
「きのうの午後からずっと停電で困っている状態です。石油ストーブが1つあるので、家族3人で1つ、なんとか1部屋に集まって生活しています」
女性はその後、電気の通っている市内の親戚の家に避難したということです。
22日、全国で初めて顕著な大雪情報が出された富山県。21日から降り続く雪。道路脇の雪は人の背丈ほどもあり、駐車場の車はすぐに出せそうにありません。乾いていた道路は2日で50センチ近く積もりました。引き続き交通への影響が懸念されます。
大雪警報が出されていた長野県飯山市。わずか1日で50センチ近く積もり、住民は戸惑うばかりです。
心配な事態も起きています。岐阜県郡上市のスキー場で22日にスノーボードに来た47歳の男性の行方が分からなくなっています。駐車場には男性の車が残されていて、警察や消防の捜索が続いています。
■東京で2日連続“今季最低”
太平洋側では青空が広がったものの、厳しい冷え込みが続きます。
東京都心の最低気温は0.1℃。23日も今季最低を更新しました。
熱々のおでんに焼きそば。温かい食べ物が恋しくなります。
24日も日本海側では局地的に雪や雨が降る見込みです。
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