押し寄せる“地域住民の足”廃止の波…金剛バス廃止で“自治体バス”運行開始「持続可能な公共交通を」_12/21
大阪府富田林市などで“地域住民の足”となっていた金剛バスが20日で廃止となり、21日から自治体などが便数を減らして運行を始めました。
関西で相次ぐ路線バスの廃止、その背景にあるのは「運転手不足」。さらに、運転手の時間外労働が規制される“2024年問題”が追い打ちをかけ、大阪の中心地、梅田を発着する便にまで“廃止の波”が押し寄せています。
20日、大阪府富田林市などを走る「金剛バス」が廃止に…。利用者からは惜しむ声が聞かれました。
利用者
「やっぱり無いと困る。50年もっと前から(バスが)あるんやから。(金剛バスには)ありがとうよね。長い間来てくれていたし、助かっているから」
「幼稚園からずっとバスで通っていたので、なくなるのは寂しい。残念ですけど、運転手を目指す若い世代が増えてくれることを祈ります」
金剛バスは、大阪府の4つの市町村の合わせて15の路線でバスを運行していましたが、運転手不足などを理由に20日、すべての路線で運行を終えました。
柏崎蒼馬記者
「こちら金剛バスのバス停なのですが、今日からは近鉄バスや南海バスなど様々な種類のバスがとまるようになったんです」
21日から15の路線を10路線に減らしたうえで、利用者の多い5つの路線は「近鉄バス」や「南海バス」が引き継ぎました。また、そのほかの路線は沿線の自治体が費用を負担し、「コミュニティバス」として運行されることになりました。
便数は従来の6割ほどに縮小されましたが、大切な“地域の足”が続くことについて、街の人は。
バスの利用者
「乗りたい時間帯に(バスが)ないのは不便」
「こういう形で走ってくれるように残していただけたので、すごく感謝しています」
富田林市産業まちづくり部・北田寛人次長
「何とか地域の足を確保しないといけない。持続可能な公共交通を作っていければなと思っております」
運賃は当分の間据え置くとしていますが、4市町村の負担は今年度だけで約1億5千万円かかるため、利用状況を見ながら、今後見直す可能性もあるということです。
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