ダイハツが64車種で不正 全車種を出荷停止 背景に組織風土「失敗には激しい叱責」【羽鳥慎一モーニングショー】(2023年12月21日)
軽自動車の国内販売シェアで17年連続1位のダイハツ工業が、安全性能試験などで不正行為を行っていたことが発覚。不正は64車種、174件に及んでいる。
背景には、「失敗があった場合には激しい叱責や非難がみられる」という組織風土の問題があったと指摘されている。
■第三者委「まず責められるべきは…ダイハツ経営幹部」
ダイハツ工業 奥平総一郎社長
「国内外で生産中のすべての車種の出荷を、いったん停止することを決定いたしました。お客様の信頼を裏切ることとなり、重ねておわび申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」
ダイハツの奥平社長は記者会見の冒頭、6秒間、頭を下げて謝罪した。
出荷停止はダイハツが現在生産する全27車種に上り、安全性を確認する試験での不正行為は、生産終了したものを含め64車種に及ぶ。
会社員(30代)
「不正どころではないですよね。ふざけんなって話ですよね」
会社員(20代)
「もし事故が起きたりしたら、死亡事故につながると思うので、取返しつかないと思いますね」
自営業(50代)
「僕の家にも、ダイハツの車があるんですよ。本当にショックですよね。本当に信頼していたので」
軽自動車の国内シェアおよそ33%(2022年度)を占めるダイハツで行われていた不正行為。確認された一番古いものは1989年で、不正は34年前から続いていたという。
開発現場では一体、何が起きていたのか。
第三者委員会 委員長 貝阿彌誠弁護士
「短期開発の強烈なプレッシャーのなかで、追い込まれた従業員が不正行為に及んだものでありまして。まずもって責められるべきは、不正行為を行った現場の従業員ではなく、ダイハツの経営幹部である」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年12月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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