“激戦”マリウポリ 人道回廊設置試みるも難航
赤十字国際委員会はロシア軍に包囲されているウクライナ南東部の都市マリウポリから市民の一部を退避させる予定でしたが、断念に追い込まれました。
ICRC=「赤十字国際委員会」は1日、声明で「本日、我々のチームはマリウポリからの安全な退避ルートを設定しようとしたが、条件が整わず、遂行が不可能になった」と述べました。
断念に追い込まれた理由について詳細は伏せていますが、「各勢力が合意を守り、安全を保証することが必要不可欠だ」と苦言を呈しています。
マリウポリからのいわゆる「人道回廊」については、これまで何度か設置されては失敗してきました。
ロシア国防省は1日の人道回廊についてフランスとドイツの首脳の要請に基づいて設置すると発表。ICRCも実施に向けて動いていました。
ICRCは「2日、あらためて試みる」としています。
(02日08:47)
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