【独自】ハマス幹部、人質解放について「年内に合意できる可能性も」|TBS NEWS DIG

【独自】ハマス幹部、人質解放について「年内に合意できる可能性も」|TBS NEWS DIG

【独自】ハマス幹部、人質解放について「年内に合意できる可能性も」|TBS NEWS DIG

イスラエルの大統領は19日、ガザ情勢をめぐり人質解放のため2度目となる戦闘停止の用意があると表明。一方、イスラム組織ハマスの幹部がJNNの単独取材に応じ、人質解放について年内にも合意する可能性を示しました。

イスラエル ヘルツォグ大統領
「イスラエルは人質解放のために、人道のための戦闘の一時停止と追加の人道支援を行う用意があります」

19日、イスラエルの大統領が前向きな姿勢を示した2度目となる戦闘の一時停止。

ここ数日、イスラエルとハマスの交渉再開に向けての動きが伝えられるなか、レバノン事務所の代表をつとめるハマスの幹部がJNNのインタビューに応じました。

イスラエルの情報機関トップが「外国にいるハマス幹部も暗殺する」と宣言したこともあり、集合場所を何度も変更させられるなど、警戒体制は厳重です。

記者
「これまではパレスチナの難民キャンプ内に呼ばれていたが、突然としてベイルートの中にある建物に呼ばれました。ここで機材をすべてオープンにして、凶器や武器というものを持ち込んでいないかというのを確認されました」

取材に応じたのは、アフマド・アブドルハディ氏。「本格的な交渉は始まっていない」とした一方、カタールなどの仲介国と「連絡を取っている」とと明らかにしました。

ハマスレバノン事務所代表 アブドルハディ氏
「仲介者・イスラエル・私たちの間でコミュニケーションが取られています。包括的なビジョンが具体化され、人質の解放や囚人の釈放に加えてそのビジョンに照らし、攻撃が停止されるでしょう。(Q.合意までには時間がかかると思いますか)年内に合意できる可能性もあるでしょう」

ただ、交渉を始めるにはイスラエルが攻撃を停止する必要があると強調。さらには「合意の条件は、前回とは別の内容でなければならない」と語りました。

ハマスレバノン事務所代表 アブドルハディ氏
「別の条件になります。なぜなら人質は民間人ではなく兵士だからです。(パレスチナの)囚人全員と引き換えに、全ての兵士を解放することに異論はありません」

戦闘開始からおよそ2か月半。長期化の可能性も指摘されるなか、アブドルハディ氏は「十分な準備をしてきた」「1年続いても戦い続けることができる」と主張。しかし、ガザ地区の死者は2万人に迫っていて、犠牲は拡大しつづけています。

ハマスレバノン事務所代表 アブドルハディ氏
「死者2万人という代償は問題ではありません。これまで(イスラエルによって)行われてきた虐殺や殺害、処刑による犠牲の方がはるかに大きいからです。パレスチナ人の権利が失われることがないと世界に示すために、ハマスはこの行動を起こしたのです」

10月7日のハマスの襲撃については「イスラエルの占領や虐殺を終えるための大義がある」と主張。多くの市民の犠牲者が出るきっかけとなったことについても、正当化する姿勢を崩しませんでした。

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