安倍派・二階派に強制捜査 組織的な関与は? 実態解明へ(2023年12月19日)
今後の捜査の見通しについて、家宅捜索が入った安倍派の事務所前から報告です。
（社会部・上田健太郎記者報告）
19日午前10時ごろに東京地検特捜部の係官ら10人ほどが安倍派の事務所が入る建物へと入って行きました。
その後も次々と特捜部の係官らとみられるスーツ姿の男性が建物へと入っていく姿が確認できています。
関係者によりますと、安倍派は実際の収入とは別にキックバック分を除外した金額を記載した2つの帳簿で資金を管理していたとみられることが分かっています。
こうしたことなどから特捜部は、安倍派が組織的に関与していた可能性が浮上し、今回の強制捜査に踏み切ったとみられます。
これまでに任意で事情を聴かれている会計責任者は19日朝、報道陣の取材に応じることはありませんでした。
特捜部は同じく1億円以上の記載がないとされる二階派の事務所にも家宅捜索に入っていて、押収した資料などを分析し実態解明を進めるものとみられます。
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