“積雪急増”でアイスバーン状態 路面凍結の北海道でスリップ事故(2023年12月12日)
12日、東京では約1カ月ぶりとなるまとまった雨を観測しました。一方、積雪が急増した北海道では路面凍結によるスリップ事故が相次いでいます。
■“積雪急増”でアイスバーン状態
雪のなかで停止した車。車体が大きく破損しています。北海道旭川市で12日朝、合わせて9台が絡む追突事故が発生し、2人がけがをしました。
警察によりますと、当時、路面は雪が踏み固められ、圧縮された「圧雪アイスバーン」の状態だったといいます。
七飯町では、道路の脇に車が横転。道路には雪が積もり、凍結しているようにも見えます。雪による事故が相次いだ北海道。各地で積雪が急増しています。
12日午前8時ごろの帯広市。黒い道路がはっきり確認できますが…。約30分後にはうっすらと白くなり、さらに30分後、すっぽり雪に覆われました。
大雪となったのは北海道だけではありません。
青森県八戸市では11日、0センチだった積雪が14センチまで増加。車にも分厚い雪が積もっています。市内のカー用品店には客からの問い合わせが…。
店の担当者:「(タイヤを)替えなきゃ駄目かなと問い合わせをいただいている。今年は11月が汗をかくくらいの気温で(タイヤを)替えていない方もいらっしゃったのかもしれない」
20日間の降水量を平年と比較してみると、太平洋側を中心に大幅に雨の量が少なくなっていることが分かります。
そこに11日から12日にかけ、低気圧や前線が通過したことでまとまった雨や雪が降ったのです。
東京では12日午後4時までに14ミリの雨を観測。一日に10ミリ以上の雨が降るのは約1カ月ぶりです。
渇水となっている琵琶湖にも雨が降り、水位が4センチ上がったそうです。ただ、現在マイナス70センチと依然、深刻な状態は続いています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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