北海道で暴風…地面凍結しトレーラーと観光バス衝突 10人搬送(2023年12月8日)

北海道で暴風…地面凍結しトレーラーと観光バス衝突 10人搬送(2023年12月8日)

北海道で暴風…地面凍結しトレーラーと観光バス衝突 10人搬送(2023年12月8日)

 季節外れの暖かさからは一転、北海道では8日朝、路面凍結によるスリップ事故が相次ぎました。そして富良野市では観光バスとトレーラーが衝突し、10人が搬送されました。

■瞬間22m超も北海道“冬の嵐”

 北海道はまるで台風のような光景です。風は不気味な音を立て、波は高く打ち付けています。北海道留萌市。最大瞬間風速は22メートルを超えました。とても漁に出られる状況ではありません。

 地元の漁師:「底引き漁です。魚とかエビとか。(漁には)出られないです。この時期は多い」

 事故も相次ぎました。原型をとどめない運転席が衝撃の激しさを物語ります。富良野市の国道で観光バスとトレーラーが衝突する事故があり、バスの運転手が一時、挟まれるなど10人が病院に運ばれました。搬送された乗客は外国人観光客でした。

 事故直後の映像。トレーラーの荷台部分にバスが衝突。雪が舞うなか、緊急車両も集まっています。

■“冬の嵐”路面は圧雪アイスバーン

 なぜ事故が起きたのか、撮影した人が当時の状況を語りました。

 撮影者:「トレーラーの後ろ部分がはみ出して後ろが滑った。トレーラーが半回転して、そこにバスが止まりきれなくて」

 現場にいた人:「“ジャックナイフ”といって後ろ振る感じ。対向車の乗用車にぶつかった。完全に滑っていた」

 目撃した人によりますと、トラックの荷台部分が滑って曲がる“ジャックナイフ現象”を起こしました。そこに車が接触、後続のバスが衝突しました。

 トレーラーと最初に接触した車の運転手:「少し手前で(トレーラーが)頭を振り出して、後ろの荷台が出てきたのはだいぶ近かった。(バスの)運転手は顔から出血してた」

 夏場は見通しの良い道路も冬場にその表情は一変。事故当時、路面は圧雪アイスバーンでした。7日の暖かさでいったん雪が解け、朝の寒さで再び凍った可能性もあります。

 撮影者:「あの道は滑る。冬の時期とかは気を付けて走るように皆してる」

 北海道では滝川市でもトレーラーがスリップ。対向車線にはみ出し、ワンボックスカーと衝突しました。

 事故当時、路面は“ブラックアイスバーン”で、ワンボックスカーを運転していた男性が病院に搬送されました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事