「古代と現代の技術を合体」“幻の棺”1300年の時を経て現代に…「すっごく洗練」奈良・高松塚古墳

「古代と現代の技術を合体」“幻の棺”1300年の時を経て現代に…「すっごく洗練」奈良・高松塚古墳

「古代と現代の技術を合体」“幻の棺”1300年の時を経て現代に…「すっごく洗練」奈良・高松塚古墳

約1300年前の「幻の棺」が8日蘇りました。

 金箔がはられた台に置かれた黒い棺。奈良県明日香村にある高松塚古墳に収められていた木製の棺「木棺」を約1000万円かけて復元したもので、この日報道陣に初めて公開されました。

 田淵菊子記者
「幅は約60センチ、そして長さは約2メートルと、現代の棺とほぼ変わらない大きさだということです」

 つややかな漆黒に…鮮やかな朱。透かし彫りが見事な飾り金具が再現されています。

 国宝の壁画で知られる高松塚古墳。7世紀末から8世紀始めにつくられたとされる直径23メートル、高さ5メートルの円墳です。中には、棺の大きさに合わせた小さな石室がありました。ここに黒い漆塗りの木棺があり、高貴な人物が眠っていたと考えられています。

 そして、石室の壁には約50年前に発見され有名になった「飛鳥美人」と呼ばれる画が描かれていますが、棺自体は鎌倉時代に何者かに盗まれ残っていませんでした。

 “幻の棺”を再現するため、橿原考古学研究所などの考古学者が東京芸術大学の研究者とともに2年かけて復元実験を重ねてきました。

 橿原考古学研究所 岡林孝作副所長
「素晴らしいのひとことです。とにかくいろんな証拠を集めてこの形を再現しました」

 残された木片から棺の素材は杉だと判明。凹凸に作りだした板の端を交互に組み合わせて頑丈にし、表面は当時と同じ技法で黒漆を丁寧に重ね塗りしていきます。

 内部は古代、死と再生の象徴の色だった赤色の顔料、朱を塗って仕上げていきます。そして、棺に取り付けられた飾り金具は現代技術を駆使。3Dプリンターを使って実物の計測データをもとに復元しました。

 「洗練されてますよね、このデザイン」
 「そう、すっごく洗練されてる」

 最高級の棺が1300年の時を経て現代に蘇りました。

 橿原考古学研究所 青柳正規所長
「古代の技術と現代の技術を合体することによって、初めて可能となった復元」

 この棺は9日から来年1月14日まで橿原考古学研究所で一般公開されます。

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