インフル依然高水準…歯磨きで発症10分の1に?(2023年12月7日)

インフル依然高水準…歯磨きで発症10分の1に?(2023年12月7日)

インフル依然高水準…歯磨きで発症10分の1に?(2023年12月7日)

 高止まりが続くインフルエンザ。歯磨きが感染を抑えるとのデータも明らかになってきました。

■インフル予防に注目の“歯磨き”

 風光明媚(めいび)な観光地にはマスク姿の人も目立ちます。心配なのが、流行するインフルエンザです。

 観光客:「娘2人ともかかりました」「熱がめっちゃ出て、ひたすら寒い…」

 7日、東京都が発表したインフルエンザ患者の数は先週より減ったものの、依然、高い水準が続いています。

 そうしたなか、うがいや手洗いだけではないある予防法が注目されています。それが歯磨き。磨き方を見直すだけで、リスクは大きく減るといいます。

■「発症率10分の1」磨き方は?

 中川駅前歯科クリニック 二宮威重院長:「毎日の歯磨きをしっかりして、歯科衛生士のクリーニングをしたら、インフルエンザ(の発症率)が10分の1に減ったというデータも」

 中川駅前歯科クリニックには、インフルエンザ予防のために磨き方を習いに来る人も増えているそうです。

 では、なぜ歯を磨くことでインフルエンザの予防につながるのでしょうか。

 東京医科歯科大学 礪波健一講師:「口の中に細菌がいない人はいない。細菌の数が多すぎるとインフルエンザウイルスが活性化する」

 歯の表面には、歯周病菌などの細菌が付着しています。その細菌が口の中に侵入したインフルエンザウイルスの増殖を手助けし、その結果、感染しやすくなるのだといいます。

 東京医科歯科大学 礪波健一講師:「細菌の数を減らしておけば予防の強力なツールになる。歯磨きは食べかすを取るイメージの人が多いと思うが、そこから1歩進んで『細菌を取る』と意識をシフトすることが大事」

■「3分以上磨いて」医師が紹介

 歯の細菌をしっかり取り除くため、磨き方にはコツがあります。

 中川駅前歯科クリニック 二宮威重院長:「こうやって大きく動かすよりも小刻み。細かく細かく磨いていくのが汚れが取れるコツ」

 歯の隙間の汚れも意識して、3分以上は磨いてほしいといいます。

 中川駅前歯科クリニック 二宮威重院長:「寒い冬なので“ながら磨き”をおすすめ。(部屋で)テレビを見ながら風呂に入りながら、“何々”しながら歯を磨くと長時間磨ける」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事