パリ五輪代表選考レース バドミントン奥原希望が2年8カ月ぶりワールドツアー優勝!(2023年12月5日)

パリ五輪代表選考レース バドミントン奥原希望が2年8カ月ぶりワールドツアー優勝!(2023年12月5日)

パリ五輪代表選考レース バドミントン奥原希望が2年8カ月ぶりワールドツアー優勝!(2023年12月5日)

先週、インドで行われたバドミントン・ワールドツアーSuper300「シドモディ・インドインターナショナル」
女子シングルス奥原希望選手が2021年3月以来、実に2年8カ月ぶりにツアー優勝を果たしました。

東京五輪の後は、度重なる怪我で思うようにプレーが出来ず、一時期は国際大会も欠場する日々を過ごしてきました。
今年5月から来年4月末までの期間で争われるパリ五輪の代表選考レース。
奥原選手は、怪我で大会欠場が重なり出遅れた為、大会優勝前は世界ランキング36位。選考レースは日本人4番手。

今大会、準決勝では、大堀彩選手との日本人対決を接戦で制すと
決勝では世界ランキング21位のデンマークL.ヤエスフェルトにストレート勝利。
リオ五輪、東京五輪に続く3大会目の出場を目指すパリ五輪へ、弾みとなるツアー優勝となりました。

12月5日(火)に帰国取材に応じた奥原選手は今大会の優勝について
「パリ五輪に向けてもですし、(代表選考レースに関わる)来年の上位大会の出場条件もかかった試合だったので、来年につなげられたという意味では、意味のある優勝だったと思うので、嬉しいしホッとしています。
でもまだSuper300というグレードの大会なので、自分の中では満足しきれない部分と満足したくない気持ちもある。
もっと上を目指したいしトップレベルで勝負したいんだなという気持ちが再確認できたので、もっともっと貪欲に上を目指していきたいなと思います。」
安堵の表情を見せる一方で、更なる高みを目指し冷静にその先の戦いを見据えていました。

持ち味とするプレースタイルの「フットワーク」は、万全の状態の時と比べると現状は5割の手応え。
ツアー優勝してもなお自分の満足のいくプレーにまだ足りていない部分があると分析し、もがき苦しむ中で支えとなっているのは、応援してくれるファンの存在です。

「今回の優勝は、自分自信がすごく喜びきれていない気持ちがあったが、周りのファンの皆さんは本当に私以上にすごい喜んでくださっている方が多くて、そういう方の存在は本当に有難い。だからこそもっと上で戦って勝って、皆さんともっと大きな喜びを分かち合いたいと思っています。
リオ五輪、東京五輪、パリ五輪と目指す中で3つ目が気持ち的にも立ち位置的にも苦しい展開なんですけど、リオ五輪の時や東京五輪の時よりも一緒の温度で応援してくれる人がいるのが大きい違い。私の中では1人じゃないなという想いがあるので、苦しさも乗り越えたいなという強い思いがあります」

12月5日付けの世界ランキングの更新で、28位に順位を上げ、現在は日本人3番手につける奥原選手。
パリ五輪への道のりを1つ1つ確実に歩みながら、挑戦は続きます。 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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