和歌山のIR計画「白紙」に…期待寄せた地元料亭は『落胆』運営事業者「力不足だった」(2022年4月21日)
和歌山県のIR誘致計画が白紙に戻ったことを受け、県民からは賛否の声が上がっています。
和歌山県海南市の料亭「美登利」。IRの予定地から車で5分の場所にあることから、コロナで減った県外からの観光客やインバウンドが戻ってくるのではと期待を寄せていました。
(料亭「美登利」千賀基子さん)
「せっかく和歌山を知っていただける良いチャンスではあったと思うので、残念かなという思いはあります」
和歌山県が誘致を進めていたIR(カジノを含む統合型リゾート)。和歌山市の「和歌山マリーナシティ」に2027年秋の開業を目指していました。
国に整備計画を申請する期限は4月28日。和歌山県議会では、4月20日、計画申請のための議案が採決されましたが、反対多数で否決されました。和歌山のIR計画は白紙に戻りました。
(和歌山県 仁坂吉伸知事)
「最大の起爆剤にしようと思ってそれで頑張ってきたんですけど、それをバッととられてしまったので…。さてこれからどうしようかなと」
議会から資金調達計画が不確実だと指摘されたIRの運営事業者も「力不足だった」と話しました。
(クレアベストニームベンチャーズ 梶武司マネージングディレクター)
「僕らが至らないことが多かったので、次にもしチャンスをいただけるのであればご不安のないような説明をしたい」
和歌山のIR計画のとん挫に、県民からは次のような声が聞かれました。
(和歌山県民)
「(否決は)妥当かなという気持ちではあります。賭博を全面的に押し出している感じでもありましたし、和歌山の魅力は僕自身は自然とかだと思うので」
「えーまじでって。他にどうすれば和歌山が活性化するか考えた時に手段はあまりないと思うんですよね」
一方、大阪市此花区の「夢洲」への誘致を目指す大阪市の松井一郎市長は、次のように述べました。
(大阪市 松井一郎市長 4月21日)
「我々は特に(和歌山県を)ライバル視をしてきたわけでもないのでね。和歌山の事情でしょう」
IR誘致を目指す自治体は、大阪府と大阪市、それに長崎県の2か所となりました。
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