北海道で20年ぶりオーロラ観測 “最強寒波”のなか「ストーブ列車」で銀世界への旅へ(2023年12月3日)
■北の夜空彩る“赤いオーロラ”出現
夜空を赤く染める幻想的な光のカーテン。“日本一寒い街”北海道陸別町で観測されたオーロラです。
銀河の森天文台 中島克仁さん:「(肉眼で観測できたのは)2003年以来、20年ぶりになります。本当に見えているよ!絶対オーロラだよねって。初めて見たものですから感動しました」
肉眼で観測できたのは20年ぶりだという「低緯度オーロラ」。天文学の専門家が“うなる”ほどの貴重な現象です。
銀河の森天文台 中島克仁さん:「太陽の爆発が地球に向かってくる、オーロラが現れる時間が夜である、その時間に天気が晴れている。これが重ならないと見られない。一生のうちに何度かしか体験できない。そんな貴重な現象」
■奥津軽の冬の風物詩「ストーブ列車」スルメ片手に雪景色を満喫
2日、陸別町では、今シーズン最も低い最低気温マイナス17.3℃を記録。朝焼けが照らす街にはダイヤモンドダストが舞い、シカもうっとり。
駒見直音アナウンサー:「歩道の両サイドを見てみると雪の壁ができています。高いところだと私の肩の辺りまで雪が積もっています」
2日、北海道美唄市では、平年の3倍を超える、62センチの積雪を記録。さらに2日、今シーズン全国で最も低い最低気温、マイナス23.2℃を記録した北海道幌加内町では…。
鈴木麻友記者:「道路脇の雪山はかなりの高さになっています」
積雪が1メートルを超えたのは今シーズン全国初。住民は、除雪作業に追われていました。
住民:「車を見てごらん。幌加内町に87年住んでいるけど、一晩でこんなに降るなんてない」
そんな凍てつく寒さのなかスタートしたのが、津軽鉄道のストーブ列車。冬の訪れを告げる“青森の風物詩”です。
澤田愛美アナウンサー:「列車内を暖めているストーブでは、スルメを焼いてもらうことができます」
雪化粧の津軽の田園風景を眺めながら、ストーブで暖を取り、焼いたスルメイカを味わう。こうした、冬ならではの列車の旅が楽しめます。
香港から来た観光客:「ベリーナイス!列車がとても美しく景色も最高だね!」
強い寒気の影響で全国的に厳しい寒さとなった2日。都内では、今シーズン初めて氷点下となり、初霜を観測。多摩川では、蒸発した水蒸気が冷やされることで発生する“けあらし”が立ちのぼり、幻想的な光景となりました。
(サンデーLIVE!! 2023年12月3日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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