コンビニで服…ファミマ本格参入 靴下1500万足突破 ファッションショーも開催【もっと知りたい!】(2023年12月1日)
コンビニ業界で初めての試みです。ファミリーマートがファッションショーを行い、衣料品分野に本格参戦することを発表しました。
■SNS上で話題「ラインソックス」
色鮮やかなシャツやスウェット、コートを羽織って、さっそうとランウェイを歩くモデル。東京・渋谷でファッションショーを行ったのは、コンビニ業界売り上げ2位のファミリーマートです。業界初の試みで、モデルが着ている商品は全部ファミマ店内で買うことができます。
ファミリーマートがおととしから販売を開始した「コンビニエンスウェア」。人気に火を付けたのは、青と緑のファミマカラーをイメージした靴下「ラインソックス」です。豊富なバリエーションがSNS上で話題となり、累計販売数はおよそ1500万足を突破しました。
ラインソックス愛用:「本当にはきやすいんですよ。ソックス専門店と変わらないというか、もしかしたら上かもと思います」
親子で愛用している人:「(子どもが)男の子なんですけど、丈夫なので破れないんですよ、全然。なので、とても親としては助かっています」
■宣戦布告?衣料品に注力する理由とは…
これまでコンビニがターゲットにしていたのは、雨で濡れた時など緊急時のニーズです。これを日常使いに変えたのが、デザイン性と機能性を追求したコンビニエンスウェアです。年々、売り上げを伸ばしています。
クルーネックのセーターはUVカット機能つきで3990円。他にも、デニムやスカートなど本格的な品ぞろえです。なぜ、アパレルに力を入れるのでしょうか。
ファミリーマート 細見研介社長:「実用衣料、靴下とか下着とかそういったものを含めて、マーケットは非常に大きなものがあって。その分野でもコンビニに行けば、良質のしかもファッション性のあるものが買えるんだ。そういった理解を深めて頂ければ、今のままでも、もっとビジネスは広がっていく」
コンビニに年間1000回以上通う専門家は、次のように述べました。
コンビニ研究家 田矢信二氏:「コンビニが弱い(アパレル)部分を我々が強くしていきますよっていう宣戦布告だなと感じました」
■コンビニならでは…陳列方法の工夫
ファミリーマートムスブ田町店では3台のラックを使い、およそ100種類の商品を販売しています。
ファミリーマート商品本部 日用品・雑誌部 須貝健彦さん:「こちらがコンビニエンスウェアの売り場になります」「(Q.入り口からすぐの場所にある?)今では多くのお店で入り口入って、すぐの所でコンビニエンスウェアを展開しております」
注目すべきは、陳列方法です。売り場面積が限られているコンビニならではの工夫がありました。
須貝さん:「コンビニエンスウェアでは売り場の効率ということも考えて、一つの商品でSMLと奥行きを持って展開するようにして、より多くの商品を展開できるように工夫をしております」
■「進化するコンビニ業界」専門家に聞く
取材中にも、Tシャツを手に取る人が見られました。
利用客からは「ふらっと入った時に買ったりできるので、便利だなと思って。質が結構しっかりしていて、いいなと思ったのと、普通に見えてもかわいいなと思うので、買ってますね」「コンビニのこういうグッズ系は、なかなかデザイン性のところで、どうかなと不安はあったんですけど、そういう意味ではすごくいいかなと」という声が聞かれました。
時代と共に目まぐるしく進化するコンビニ業界について、田矢氏は「新しいサービスを出し続けてきたコンビニなんですけど、さらにお店全体として新しくなるっていうのが2024年。ここからがスタートになってくるんじゃないか」と指摘しました。
(「グッド!モーニング」2023年12月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く