赤字ローカル線“廃止待った”…岡山・真庭市長“モノ言う株主”「JR西株を億単位で」(2023年11月30日)

赤字ローカル線“廃止待った”…岡山・真庭市長“モノ言う株主”「JR西株を億単位で」(2023年11月30日)

赤字ローカル線“廃止待った”…岡山・真庭市長“モノ言う株主”「JR西株を億単位で」(2023年11月30日)

 赤字のローカル線を存続させるため、岡山県真庭市の太田昇市長がJR西日本の株を取得し、いわゆる「モノ言う株主」になると宣言しました。

■「赤字路線」JR姫新線 市長が存続訴え
 
 太田市長:「地方の足を確保するという立場から、資本参加します。取得価格は億単位を想定している。モノも言うし責任も持つ」
 
 太田市長が存続を訴えるのは、兵庫県の姫路駅から岡山県の新見駅までをつなぐJR姫新線です。利用客数が低迷していて、赤字路線として公表されています。

■市長「モノ言う株主」宣言 その背景とは?

 真庭市には7つ駅があり、山間を抜けながら走る1両編成の列車です。通勤や通学客を中心に地元で長い間、愛されてきました。
 
 市長がJR西日本の株を取得し、企業の経営に積極的に関わる「モノ言う株主」になると宣言した背景には、市内を通る唯一の列車を守ろうという思いがありました。
 
 太田市長:「(株主になったら)無責任なことを言うつもりはない。地方路線を維持するために私たちも頑張るよという決意表明でもある」

 真庭市の株式取得の動きに対し、JR西日本は「これまでも真庭市とは鉄道の利用促進や地域振興などに一緒に取り組んできました。株式を取得するかどうかにかかわらず、今後も持続可能な地域づくりの推進に向けて対話を重ねていきます」とコメントしています。

(「グッド!モーニング」2023年11月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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