私人逮捕系YouTuber「ガッツch」運営の2人を逮捕 覚醒剤を持ってくるようそそのかした疑い 私人逮捕はどこまで認められる?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

私人逮捕系YouTuber「ガッツch」運営の2人を逮捕 覚醒剤を持ってくるようそそのかした疑い 私人逮捕はどこまで認められる?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

私人逮捕系YouTuber「ガッツch」運営の2人を逮捕 覚醒剤を持ってくるようそそのかした疑い 私人逮捕はどこまで認められる?【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

私人逮捕系YouTuberがまた逮捕されました。「ガッツch」というサイトを運営する男2人が、男性に対し覚醒剤を所持するようそそのかした疑いがもたれています。実際に投稿された動画とは。

■“私人逮捕系”YouTuber 2人逮捕 「ガッツch」 覚醒剤所持そそのかした疑い

25万人以上が登録する、YouTubeの「ガッツch(チャンネル)」。痴漢や覚醒剤などの撲滅を掲げていますが、この、私人逮捕系YouTuberが逮捕されました。

今野蓮容疑者(警視庁新宿署 11月20日午前11時すぎ)
「絶対にやめません」
「先頭車両と最後尾だけは埼京線気をつけてください」

逮捕されたのは、「ガッツch」を運営する今野蓮容疑者(30)と・・・。

奥村路丈容疑者(東京・新宿区 11月20日午前11時すぎ)
「いってきます」

同じく「ガッツch」の奥村路丈容疑者(28)の2人です。

2人は2023年8月、ネットの掲示板で知り合った男性に連絡し、JR新宿駅前の路上に覚醒剤を持ってくるよう、そそのかした疑いがもたれています。その時の動画はYouTubeに投稿されていました。

【YouTubeより】
ガッツch「覚醒剤を所持している車があるのですぐ来てほしいんですけど」
警察官「覚醒剤を持っているとわかったのはなぜ?」
ガッツch「会って説明します。すぐ来てください、逃げちゃうので」
警察官「あなたの名前は」
ガッツch「中島です」

ガッツch「所持品検査お願いします」
警察官「どういう状況ですか?」
ガッツch「所持品検査お願いします」
警察官「どういう状況ですか、教えてください」「だから、どういう状況で110番されたかっていうのを」
ガッツch「(説明)するんで1人はこっち当たってください」
警察官「うん、なので分かったので、いまほかの警察官もいますんで」

警察官に男性の所持品検査を要求する今野容疑者。しかし、警視庁によりますと、
逮捕された2人は、女性を装って、ネット掲示板に「覚醒剤を使って一緒に性行為をしよう」という趣旨の投稿をして、男性を誘い出していたということです。

この男性は覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕・起訴されましたが、その後、釈放されたということです。

「ガッツch」の2人は今回の事件の動画以外にも“私人逮捕”をうたった動画を投稿していました。

【YouTubeより】
「マジもう逃げないで」
「手荒なまねしたくないんで」
「覚醒剤です」

男性「なに?」

この動画に出てくる男性は、「覚醒剤を持っている」と決めつけられましたが、こうした事実はありませんでした。

JNNがこの男性に話を聞くと・・・

男性 
「あなたたちって何ですかと僕も聞いたんですよ。その時に初めて『僕たちは登録数何十万人のなんだ』と。自分たちの知名度を上げるためだけに、あたかも犯罪者かのように扱うことに対しては、本当に言語道断で許せない」

警視庁は2人の認否を明らかにしていません。

■“私人逮捕系”新たな逮捕者 駅などで痴漢を捕まえる動画

日比麻音子キャスター:
いわゆる「私人逮捕系YouTuber」の“中島蓮”こと、今野蓮容疑者(30歳)が逮捕されました。
今野容疑者は2023年8月、仲間と共謀し、ネット掲示板でやり取りをした男性に連絡をし、覚醒剤を持ってくるようそそのかした、覚醒剤取締法違反の疑い(教唆)がもたれています。

今野容疑者はYouTube「ガッツch」を運営しており、チャンネル登録者数は26.5万人(20日午後1時時点)もいるといいます。2023年2月からは痴漢や盗撮などの撲滅を掲げ、駅などで痴漢の容疑者を私人逮捕する動画などを320本以上、投稿しています。

投稿された動画を見ると、電車内で痴漢をしたという男性を追い詰める今野容疑者の姿や、追いかけられ必死で逃げる男性が、階段から転げ落ちてしまう様子も映っています。このような行為が危険であると判断されたのでしょうか。11月17日に「ガッツch」において、YouTubeから収益を停止されたことが発表されました。(11月8日時点で収益が停止)

しかし、この収益が止まった後も「痴漢被害をなくす」活動を継続するため、クラウドファンディングで活動資金を募っていました。これに対し、SNS上では「ボランティアなら応援するけど結局金か」「警察官になれば良いのでは」という声や、一方で「被害者を救って下さい。意義のある活動だと思います」と、正義として応援をする人もいました。

ホラン千秋キャスター:
痴漢被害に遭って、その場で助けてくれる人がいるというのは大変心強いと思います。しかし、犯罪の事実がなかった場合、その動画が投稿されることにより、デジタルタトゥーのように残ってしまうリスクがあります。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
人間は色々なものに酔いやすい生き物だと思います。特に正義とお金にはすぐに酔ってしまう。周りから「正義の味方」なんて言われたら嬉しくなってしまいますよね。この私人逮捕系YouTuberは、その正義に加えて、動画投稿をす…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20231120-6122512)

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